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成羽病院通信

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岡山県高梁市

■健康的な生活を続けるために
リハビリテーション室 池田(いけだ)真起子(まきこ) 理学療法士

近年、ロコモティブシンドローム(ロコモ)、サルコペニア、フレイルといった健康に関する言葉が注目されています。その中で今回はフレイルについて簡単に紹介したいと思います。
フレイルとは、健常な状態と要介護状態の中間の状態として、日本老年医学会が2014年に提唱し、身体機能や精神機能の低下、社会との繋がりの低下によって心身が弱った状態になることを指します。このフレイルの状態が進行することで、要介護状態など健康状態の低下をまねくと言われています。
フレイルを診断する基準は(1)半年間で体重が2~3kg減る(2)(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする(3)歩行速度が遅くなった(4)握力が弱くなった(5)身体を動かす機会が減り、身体活動量が低下しているの5項目が挙げられます。このうち、1~2項目に当てはまる場合をフレイル予備軍の「プレフレイル」、3項目以上当てはまる場合を「フレイル」と判定します。
フレイルを予防するためには、偏った栄養ではなくバランスのとれた栄養を摂取するように心がける。ウォーキングなどの適度な運動を日常生活の中に取り入れる。人と話す機会を増やし社会参加の機会を増やすことが大切です。
フレイルは早期に発見し対策することも重要ではありますが、フレイルになっている状態でも早めに対策することで回復・改善が期待できます。
もしかしてフレイルかな?フレイルについて知りたいなという方がいらっしゃれば成羽病院までご相談ください。

問合せ:成羽病院
【電話】42-3111

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