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ネクストスターズ 輝く岩手の若者たち!

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岩手県

若者たちの活躍は、いわてに元気をもたらします。スポーツ、音楽、芸術など、さまざまな分野で夢に向かって活躍する若者たちをご紹介します。

■日本将棋連盟 棋士 小山怜央(こやまれお)さん
○努力を諦めないことが夢を叶える力になる
精鋭の棋士たちがしのぎを削る将棋界に、この春、岩手県初の棋士が誕生しました。釜石市出身の小山怜央さん(29歳)です。しかも、棋士養成機関である「奨励会(しょうれいかい)」を経験することなくプロになったのは、小山さんが戦後初めて。2022年11月から行われた編入試験(プロ棋士との五番勝負)で3勝を収め、念願だったプロの仲間入りを果たしました。
8歳から将棋を始め、将棋教室や大会で腕を磨き、学生名人、全日本アマチュア名人、アマ王将位など、数々のタイトルを獲得してきた小山さんですが、プロへの挑戦はこれが3度目。15歳と22歳の時に「奨励会」の受験に失敗し、一度はプロを諦めて就職する道を選びました。
「将棋は、小さい頃から身近にある存在で、人生の一部。プロになれなくても、やめようと思ったことは一度もありません」。その想いは、東日本大震災津波で被災し、つらい思いをした時も揺らぐことはありませんでした。
挫折や苦難に負けず、強くなるための努力を続けたことで、夢を叶えた小山さん。「応援してくれる故郷の期待に応えたい」という想いを胸に、勝負の世界に踏み出します。「目標は、多くの対局で力を鍛え、さらなる高みを目指すことです」。小山さんの挑戦は、これからも続きます。

写真が2枚あります。
1枚目:今春からプロ棋士となった小山怜央さん。「将棋を好きな気持ちを持ち続け、コツコツ続けることが大事」と語る。白いワイシャツにネクタイを締め背広を着た小山さんが右手てガッツポーズをしています。
2枚目:笑顔で話す小山さんです。
写真終わり
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

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