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ネクストスターズ 輝く岩手の若者たち!

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岩手県

若者たちの活躍は、いわてに元気をもたらします。スポーツ、音楽、芸術など、さまざまな分野で夢に向かって活躍する若者たちをご紹介します。

■一関工業高等専門学校専攻科 学生たちによるベンチャー企業 磐井(いわい)エーアイ株式会社
○認知症の予防と早期発見に画期的なシステムを開発
認知症になると、すり足や歩幅が狭くなるなど、歩き方に影響が出ることをご存知でしょうか。こうした歩行の変化に着目し、エーアイ(人工知能)を用いた解析によって、認知症を早期発見するシステムを開発した若者たちがいます。一関工業高等専門学校専攻科の菊地佑太(ゆうた)さん、石井聖名(せな)さん、佐藤汰樹(たいき)さんの三人です。
三人は2022年4月、ものづくり技術とエーアイを活用した事業創出を競う「第3回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2022」で、認知症を早期発見する「ディーウォーク」を発表し、最優秀賞を受賞。その賞金を活用し、同校初のベンチャー企業・磐井エーアイ株式会社を立ち上げました。
このシステムは、身体にデバイスを取り付けて歩行をモニタリングし、認知症の兆候を判定するもの。「新たな試みなので試行錯誤の連続で、特に高齢者のデータ収集には苦労しました。製品化するにはもっと多くのデータを積み上げ、解析の精度を上げていくことが必要です」と、三人は意欲を見せます。
認知症は、軽度の段階なら適切な治療で約4割の患者が快復するという報告があり、歩行は予防にもつながります。認知症の早期発見と予防ができる、このシステムの製品化に期待が寄せられています。

写真が2枚あります。
1枚目:左から、磐井エーアイ株式会社の石井聖名さん(シーオーオー)、佐藤汰樹さん(シーティーオー)、菊地佑太さん(シーイーオー)、指導教諭で取締役会長の鈴木明宏(すずきあきひろ)さん。学内の講義室に笑顔の4人が並んでいます。
2枚目:歩き方を感知するデバイス身体に付けて歩行するための小さなデバイスとスマートフォンが写っています。
写真終わり。

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