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【特集1】増える災害・進む老朽化 安全・安心に暮らせる県土づくり(1)

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岩手県

〜河川や道路などの整備〜

近頃、道路や河川付近などで工事をしている様子を多く見かけませんか。
岩手県はこれまで、東日本大震災津波や台風など、度重なる自然災害からの復旧・復興に取り組んできました。今後も起こり得る災害から県民の大切な命と財産を守り、社会の機能を維持していかなければなりません。
今回は、県が進める災害に強い河川や道路などの整備、インフラの老朽化対策の取り組みを紹介します。今後も地域の皆さまとともに、安全・安心に暮らせる県土づくりに取り組んでいきます。

写真があります。
河川の幅を広げ、堤防を整備した河川を上空から写しています。川の近くには球場や施設の屋根が見えています。
写真終わり。
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

■美しい県土づくりニュース
SNSで県土づくりの情報を発信しています
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「インスタグラム」の二次元コードがあります。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください。

■課題1 増える災害
岩手県は、平成28年台風第10号、令和元年台風第19号など、度重なる自然災害を経験してきました。近年は、地球温暖化の影響による気候変動で、局地的な大雨も増えています。今後も起こりうる災害に備え、河川や道路、砂防施設を整備していくことが必要です。

○岩手県内で1時間降水量50ミリメートル以上が発生した回数(国土交通省統計)
※岩手県内に設置された38箇所のアメダス(雨量観測所)を対象に集計
1時間あたり50ミリメートル以上の大雨が観測された地点の年間発生回数は、1980年代と比較すると約3.2倍に増加していることがわかります。

グラフがあります。
1980年代から2010年代まで10年ごとの大雨の回数が棒グラフで表されています。
1980年代13回、1990年代12回、2000年代16回、2010年代41回
グラフ終わり。
※グラフは本紙またはPDF版をご覧ください。

○災害による被害の例
・平成28年台風第10号
写真があります。
岩泉町小本川(おもとがわ) 住宅地が浸水し車の周りに流木が集まっています。
写真終わり。

・令和元年台風第19号
写真が2枚あります。
1枚目:久慈市小屋畑川(こやはたがわ) 川の水量が多く、川岸の住宅も浸水しています。
2枚目山田町船越の沢(ふなこしのさわ) 住宅地に土石流が流れ込んでいます。
写真終わり。

・令和4年8月大雨
写真があります。
一戸町馬淵川(まべちがわ) 河川の水位が上昇して勢いよく流れています。
写真終わり。

※各写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

○河川整備率(令和5年度まで)
本県で堤防などを整備した河川の整備率は、全国平均約57パーセント(都道府県管理河川、令和2年度)に比べて低い水準にあるため、被災した河川の改修を重点的に推進するなど、河川整備計画に基づき毎年着実に整備を進めていく必要があります。

グラフがあります。
河川の整備済みと未整備が帯グラフで表されています。
整備済み52.7パーセント、未整備47.3パーセント。全国平均は約57パーセント。
未整備の中には要整備河川延長255河川(約1,440キロメートル)とあります。
グラフ終わり。
※グラフは本紙またはPDF版をご覧ください。

■課題2 進む老朽化
高度経済成長期に集中的に整備した、県内各所の橋りょうやトンネルなどで老朽化が進行しています。県は、「点検、診断、措置、記録」のメンテナンスサイクルによる維持管理を実施していますが、今後も、これらのインフラの機能が、将来にわたって発揮し続けられるよう、適切な老朽化対策を進めていく必要があります。

○橋りょうの老朽化対策
1 岩手県では、約2,700の橋りょうを管理しています。
2 高度経済成長期に集中的に整備した多くの橋りょうで、ひびの発生など老朽化が進行しています。
3 予防保全型インフラメンテナンスへの転換を進め、橋りょうの長寿命化を図るため、計画的な修繕などを推進する必要があります。

写真が2枚あります。
1枚目2枚目ともに橋の欄干や橋りょうのさまざまな部分が錆びて老朽化しています。
写真終わり。
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

○県管理橋りょうのうち建設後50年が経過する橋りょうの割合
グラフがあります。
県管理橋りょう2,749橋のうち建設年次が確認できる2,715橋の内訳(令和6年3月末時点)
現在(2024年)10年後(2034年)20年後(2044年)の変化が円グラフで表されています。
2024年50年以上40パーセント1,075橋、50年未満60パーセント1,640橋
2034年50年以上61パーセント1,658橋、50年未満39パーセント1,057橋
2044年50年以上80パーセント2,159橋、50年未満20パーセント556橋
グラフ終わり。
※グラフは本紙またはPDF版をご覧ください。

次ページへ 安全・安心な県土へ。整備の効果事例をみてみましょう。

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