一人ひとりの幸福を守り育てる「いわて県民計画(2019~2028)」
いわて県民計画10の政策分野
参画/健康・余暇/家族・子育て/教育/居住環境・コミュニティ/安全/仕事・収入/歴史・文化/自然環境/社会基盤
10の政策分野から今回は「健康・余暇」をピックアップ!
9月は「認知症月間」です。
県は、誰もが認知症になっても安心して暮らし続けられる地域づくりに向けて、認知症に関する正しい知識の普及啓発を図るとともに、認知症の人やその家族の支援ニーズと認知症サポーターを中心とした支援者をつなぐしくみ「チームオレンジ」の立ち上げを支援しています。
いわて県民計画についてもっと詳しく知りたい方はこちらもチェック!のいわてグラフ専用サイトの二次元コードがあります。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください。
■認知症になっても安心して暮らせる地域づくり
「チームオレンジ」とは、地域の認知症の人と家族を支えるために、認知症について勉強した認知症サポーターがチームを組んで支援を行う取り組みで、認知症の人やその家族もチームの一員として参加しています。
県内では、2021年にいち早く「チームオレンジ矢巾」が結成され、本人・家族、医療福祉関係者、行政、ボランティア、地域の店舗などが一体となり、本人や家族が気軽に集える居場所をつくり活動を展開、現在約100名が参加しています。矢巾町地域包括支援センターの鱒沢陽香さんにお話を伺いました。
「年々仲間が増え、手ごたえを感じています。地域に理解者をさらに増やすとともに、認知症の人にもっと参加いただきたいです。認知症イコール支援される対象と思われがちですが、認知症になってもできることはたくさんあります。草刈りや花植えなど、できることを一緒にやったり役割を持つことで、本人も張り合いが出てくるはずです。また、県内のチームオレンジは横のつながりがあるので、互いに情報共有したり刺激しあうことで、ボランティアのモチベーションにつながっています。地域の輪がさらに広がっていくといいですね。」
データ:矢巾町地域包括支援センター
紫波郡矢巾町又兵エ新田(またべえしんでん)5-67-1「ケアセンター南昌」内
【電話】019-611-2855
写真が2枚あります。
1枚目:笑顔で活動!地域の居場所「おれんじデー」
開催5~6人がテーブルを囲んでオレンジ色のぬいぐるみを作っています。参加者にはサポーターが付いています。
2枚目:認知症地域支援推進員鱒沢陽香さん
半袖のポロシャツを着て話をする鱒沢さんです。
写真終わり。
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。
イラストがあります。
認知症サポーター養成講座から認知症サポーターステップアップ研修へ。
そのあとチームオレンジのメンバーへ。
チームオレンジは本人・家族を含む地域サポーターと多職種の職域サポーターのチームです。
「ご本人」「サポーター」「家族」が
かかりつけ医、地域包括支援センター、認知症カフェ、社会福祉協議会、初期集中支援チームと連携しています。
近隣チームによる早期からの継続支援(見守り・話し相手、出前支援など)の中で本人もチームの一員として参加
メンバーの認知症予防をします。
さらに、商店街、金融機関、コンビニ、スーパー、美容院・床屋、薬局などの生活関連企業とのつながりもあります。
イラスト終わり。
○認知症に関する相談窓口はこちら
・お住まいの市町村の地域包括支援センター
・基幹型認知症疾患医療センター 学校法人岩手医科大学附属病院【電話】019-652-7411
・いわて認知症電話相談 【電話】フリーダイヤル0120-300-340
地域包括支援センターの二次元コードがあります。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください。
認知症サポーターにご興味のある方は、お住まいの市町村へお問い合わせください。
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