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重ねた歳月、刻んだ年輪 百年目の寿

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岩手県一関市

大正・昭和・平成・令和―。
四つの時代を駆け抜け、歩んできた1世紀の軌跡。
それぞれが紡いできた100年の物語。
100歳の誕生日を迎えた4人を紹介します。

◆佐藤朋子(さとう・ともこ)さん
花泉 大正12年8月7日生まれ
26歳ごろに一夫(かずお)さんと結婚。2人の子供を育て、孫6人、ひ孫11人がいます。養蚕指導員として働いた後は家庭に入り、夫と稲作などの農業や養蚕業を営みました。優しく穏やかな性格で、夫婦でよく地域の人たちとゲートボールを楽しんでいました。孫やひ孫に会うことを心待ちにしている朋子さんは「100歳とは驚いている。家族が祝ってくれてとてもうれしい」と話しました。

◆佐藤ツヤコ(さとう・つやこ)さん
藤沢 大正12年7月19日生まれ
昭和22年に吉雄(よしお)さんと結婚。子供3人を育て、孫4人、ひ孫が7人います。明るい性格で笑顔がすてきなツヤコさんは、友達が多く、お茶会や温泉旅行によく出かけました。
長寿の秘訣(ひけつ)は「楽しみをたくさんつくることと、好きなものを食べること」と家族は話しました。現在は施設での時間を楽しく過ごしており、家族は「施設の他の利用者や職員の皆さんに感謝している」と語りました。

◆戸田妙子(とだ・たえこ)さん
一関 大正12年8月15日生まれ
25歳ごろに結婚し、子供3人を育て、孫7人、ひ孫10人がいます。話をすることや人を笑わせることが得意な半面、寂しがり屋な一面もあります。長寿の秘訣(ひけつ)は毎日朗らかに気持ち良く過ごし、好物の煎餅やチーズを食べてきたこと。日々おいしいものを食べることを楽しみにしている妙子さんは「あら、もう100歳になるの。うそでしょう」と話し、家族らを驚かせました。

◆髙橋敦躬(たかはし・あつみ)さん
室根 大正12年8月4日生まれ
郵便局員として約40年間働き、戦中・戦後と家族の暮らしを支えました。退職後は、同居するおいの子の面倒を見ました。華道は師範の腕前。玄関や自室に生けた花をよく飾りました。きれい好きで意志が強く、新聞はいつも隅々まで読みました。長寿の秘訣(ひけつ)は「適度な運動と規則正しい食生活を送ること」と言い、少量でも毎日3度の食事を欠かさないようにしています。

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