~「木」が暮らしを支える 未来を創る 人を育てる会社~
◆株式会社 山忠
株式会社山忠は、チップの製造と木材パレット用の資材供給を行っている会社です。
戦後の昭和20年代、代表取締役の祖父が宮城県沿岸部に燃料として薪炭(しんたん)の供給を行っていたのが始まりです。昭和30年代後半に薪炭の需要が減り始めると株式会社山忠を設立し、徐々に建築用材の製材に切り替えて運営してきました。
現在、山忠では大手製紙企業とも契約しており、製紙用チップを1日60~70立方メートル製造しています。東日本大震災以降に需要が高まった木製パレットは、東北各地から注文があり、年間を通して加工業者に材料を供給しています。
自社で保有する山林以外にも、公有林や民有林の立木を購入しています。
戦時中の製炭需要や、戦後の住宅需要に伴う乱伐の影響で国産材が減少し、さらに安い輸入木材が増えた影響で、一時期、日本の住宅メーカーが取り扱う木材の約7割が輸入木材に変わったことがありました。戦後植林した針葉樹が伐採時期になり現在は建築材の他、集成材や合板材として国産材が見直され、価格もほぼ安定しています。山忠は、日本の林業のため、地域の資源である森林の保持と人材育成に力を入れ、次代を担う会社を目指していきます。
◇Information
株式会社 山忠
【電話】65-2311
所在地:一関市室根町津谷川字下川原7-6
設立:昭和36年
従業員数:15人
代表者:代表取締役 小野寺友義
問合せ:本庁工業労政課
【電話】21-8451
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