重ねた歳月、刻んだ年輪 百年目の寿

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大正・昭和・平成・令和―。
4つの時代を駆け抜け、歩んできた1世紀の軌跡。
それぞれが紡いできた100年の物語。
100歳の誕生日を迎えた5人を紹介します。

◆平澤實(ひらさわ・みのる)さん
一関　大正12年6月28日生まれ
30歳ごろにのぶさんと結婚。3人の子供に恵まれ、孫7人、ひ孫5人がいます。若い頃は農業の傍ら、建設作業に従事しました。若いうちに酒とたばこをやめたことが長寿の秘訣(ひけつ)といい、普段はテレビでスポーツを見ながら穏やかに過ごしています。實さんは「これからも健康で長生きしたい」と語りました。

◆佐藤ミヤ子(さとう・みやこ)さん
一関　大正12年6月29日生まれ
21歳ごろに貢(みつぐ)さんと結婚。子供1人を育て、孫5人、ひ孫3人がいます。和裁が得意で、着物を縫ったり編み物をしたりしました。長寿の秘訣(ひけつ)は好き嫌いなく食べ、よく体を動かし、前向きに生活してきたこと。家族は「100歳の誕生日おめでとう。これからも穏やかに過ごしてほしい」と願いました。

◆渡邊サカヱ(わたなべ・さかえ)さん
花泉　大正12年7月7日生まれ
24歳ごろに祐人(すけと)さんと結婚。子供5人を育て、孫14人、ひ孫17人がいます。農家として一生懸命働き、野菜作りが得意でした。好き嫌いなく食べ、洗濯物を畳むのを日課にしています。気持ちを強く持っていることが長寿の秘訣(ひけつ)というサカヱさんは「100歳を迎えられたのは皆さんのおかげ」と感謝しました。

◆菅原ハルミ(すがわら・はるみ)さん
大東　大正12年5月6日生まれ
18歳ごろに茂一(もいち)さんと結婚。子供4人を育て、孫7人、ひ孫7人、やしゃご3人がいます。裁縫が得意で、バレーボールも楽しみました。入所施設では、体操やレクリエーション活動などに積極的に参加しています。長寿の秘訣(ひけつ)についてハルミさんは「ご飯をいっぱい食べ、いっぱい笑うこと」と話しました。

◆菅原マキ(すがわら・まき)さん
一関　大正12年5月14日生まれ
23歳ごろにひとしさんと結婚。3人の子供を育て、孫7人、ひ孫6人、やしゃご3人がいます。農業を中心に一生懸命に働き、風邪をひくこともなく健康に過ごしてきました。食べることが大好きなマキさんは「うれしい。100歳まで生きられたことにびっくりしている」と笑顔を見せました。
※「ひとしさん」の「ひとし」は環境依存文字のため、かなに置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。