政府は、第41回危険業務従事者叙勲の受章者を発表しました。危険性の高い業務に精励した人に勲章が授与されました。
◆瑞宝単光章 消防功労
佐藤一郎(いちろう)さん 74歳・一関
元両磐地区消防組合消防司令。昭和43年から約38年間にわたり、消防業務に携わりました。平成18年に一関消防署当直指令兼警防第2係長で退職するまで、いつ起こるか分からない災害に備え、地域防災に尽力しました。「消防は一人ではできない仕事。先輩、同僚、後輩、そして家族に助けられた」と感謝しました。
◆瑞宝単光章 消防功労
鵜浦重博(しげひろ)さん 73歳・花泉
元一関市消防本部消防司令。昭和47年の旧両磐地区消防組合発足時に採用され、平成23年の退職まで38年8カ月にわたり消防業務に携わりました。一関北消防署東山分署長などを務め、防災力向上に尽力しました。「長年勤められたのは先輩方のご指導と家族の協力のおかげ」と振り返りました。
◆瑞宝双光章 警察功労
堂屋範雄(のりお)さん 72歳・一関
元岩手県警警視。昭和50年に県警入りし、一関署を皮切りに大船渡署副署長で退職するまで36年間にわたり携わりました。このうちの27年ほどは知能犯などを扱う刑事畑で過ごし、熱意をもって捜査に当たりました。「同僚と家族の支えがあったおかげで続けることができた」と語りました。
◆瑞宝単光章 防衛功労
菅原 清(きよし)さん 71歳・東山
元准空尉。昭和49年に航空自衛隊に入隊。入間基地などで主に調達の職務に従事し、松島基地を最後に定年退職。自衛隊岩手地方連絡部一関出張所では、入隊希望者のサポートに努めました。「私一人ではなく、周りの皆さんのおかげで受章できた。信じられない気持ち」と語りました。
※「菅原 清さん」の「菅」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
◆瑞宝単光章 警察功労
千葉敏雄(としお)さん 74歳・花泉
元岩手県警警部補。昭和49年に県警入りし、花巻署を始めに水沢、釜石、千厩の各警察署などで36年間勤務しました。地域と密着した駐在所での勤務が長く、住民生活の安全・安心に寄り添いました。「地域や家族の理解、協力があったから勤め上げることができた」と感謝を口にしました。
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