イチ ビト～一関の輝く人 No.10

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■地域の女性たちと「何かしたい」を実践　得意分野を生かしてマルシェを開催中
「みんなが楽しめる何かをしよう」と地域の女性たちと声を掛け合って結成したのが曲田営農組合・まがれっと倶楽部。花泉と藤沢を結ぶ花藤橋のたもとにある曲田地区ふれあいセンターで、令和4年5月から野菜などを販売する「曲田マルシェ」を月1回(1～4月除く)開催しています。
出品しているのはダイコンやレタス、ニンジン、ゴボウ、葉物など地元で採れた新鮮野菜をはじめ、花苗や雑貨、家庭で不要になった洋服など。月によっては列ができるほどの来客があり、接客を通じて地域内外の人との交流を楽しんでいます。
「苗作りまではできるけど、野菜を育てるとなると話は別」と笑いますが、マルシェは野菜栽培、雑貨作り、チラシ製作などメンバーが得意分野を持ち寄り、それぞれ生かすことで継続しています。
大切にしているのは、当初からの目標である「集まる・つながる・楽しむ」こと。「みんなでお茶飲みをしながら、次は何をしようかとアイデアを出し合うのが楽しい。若い世代の考えも取り入れながら、続けていきたい」と思いを膨らませます。

▽まがれっと倶楽部代表
小野寺尚子(おのでら・なおこ)さん　65(藤沢)
Profile
昭和34年、一関市生まれ。林業会社役員の傍ら、女性たちとマルシェを開催。かわいい便箋集めとラジオへの投稿が趣味。日頃の疲れは愛犬のフレンチブルドッグ2匹に癒やしてもらっている。根っからのスヌーピーファン。