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令和6年度 一関市市勢功労者表彰

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岩手県一関市

市勢功労者表彰は、公共の福祉と市勢の進展に尽くし、教育文化、産業振興、民生などの分野で功績が顕著な人を表彰します。
今年は4人が表彰を受けます。

■産業功労
須藤彌志正(すとうやしまさ)さん
79歳 一関
▽一関遊水地事業の促進に尽力
平成27年に一関市北上川治水地権者会会長に就任。令和6年3月の同会解散まで8年10カ月にわたって同会を牽引(けんいん)し、一関遊水地事業促進に貢献しました。
地役権補償契約を進める際には、補償に関する勉強会の開催や国土交通省との土地価格に関する協議などを行い、地権者と国とのパイプ役を担いました。「土地の補償価格を決めるに当たっては何年かかるか分からなかったが、地権者の皆さんに満足してもらえるように努力してきた」と振り返ります。

■産業功労
千葉秀子(ちばひでこ)さん
83歳 川崎
▽郷土の食文化伝承に貢献
北上川の恵みであるモクズガニからだしを取り、はっとと旬の野菜を煮込んだ「カニばっと」の独自研究を重ね、平成8年に県の「食の匠(たくみ)」に認定されました。
平成11年、自宅を改装した農家レストラン「ぬくもり」をオープン。平成27年には合同会社を設立し、農産加工品の製造・販売を手掛けるなど、産業振興と郷土食伝承に携わっています。受賞には「家族や亡き夫に助けられ、また、地域の皆さまに支えられ感謝感謝でございます。本当に幸せ者です」と話します。

■産業功労
佐藤鉱一(さとうこういち)さん
75歳 藤沢
▽地域農業の発展に貢献
旧JAいわい東で代表理事専務を務め、JAいわて平泉設立後は常務理事のほか3期9年にわたって代表理事組合長としてJAの経営健全化、組合員農家の所得向上などを推進し、地域農業の発展に寄与しました。
「黄金の郷づくり推進対策事業」では、集落営農組織や意欲ある農業者の支援に力を入れ、新規就農者確保や経営規模拡大に貢献。「農業は成長産業。食料生産を担っているという自信を持って推進してほしい」と地域農業に期待を寄せます。

■教育文化功労
佐藤修藏(さとうしゅうぞう)さん
80歳 千厩
▽地域のスポーツ振興・交通安全に尽力
平成30年から現在まで市体育協会会長として、誰もがスポーツに親しめる環境づくりに貢献。性別や年齢、障がいの有無にかかわらず楽しめるスポーツイベントの実施など、市民の健康増進をサポートしています。
東磐井地区交通安全協会千厩分会長、同協会会長も務め、関係機関と連携しながら地域の交通事故防止活動を先導。「2人のおじも体協と交安協の会長だったので、宿命と思ってやってきた」と語り、さらなる活動の充実を誓っています。

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