Sustainable(サステナブル) Development(ディヴェロップメント) Goals(ゴールズ)(持続可能な開発目標)
「誰一人取り残さない」という理念のもと、性別、人種、年齢、障がいの有無や国籍などを問わず、誰もが居場所と役割を持ち、活躍できる持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。
今回は、市内の取り組みを紹介します。
■いわいの里ガイドの会 SDGsの取り組み
いわいの里ガイドの会は、観光ボランティアガイドとして、観光客をはじめ、市内観光を楽しむ市民、地域について学ぶ小中学生などを対象に、本市の歴史や文化などの紹介を通じ、この地方の魅力を伝えています。
◆SDGsにつながる先人の教えをPR
江戸時代に活躍した一関藩の藩医建部清庵(たけべせいあん)の案内から、フードロス(まだ食べられる食品の廃棄)の削減と食べ物の大切さを呼びかけ、建部清庵の考えがSDGsにつながるものであることを伝えています。
また、建部清庵について説明する際に、いちのせきSDGsパートナー登録証を印刷したカードを配布し、持ち帰り、振り返ってもらうことで、SDGsについて考える機会づくりも行っています。
同会では、本市の歴史や先人について学ぶことを目的に、学習案内として、市役所敷地内の建部清庵像、清庵屋敷跡、図書館前の清庵顕彰プレート、祥雲寺(墓所)を巡るコースなどを提案しています。
◇藩医 建部清庵
建部清庵は、江戸時代中期に活躍した一関藩の藩医です。名医の誉れが高く、江戸の蘭方医学者の杉田玄白とも親交を結び蘭学史上に名を残しているほか、相次ぐ飢饉(ききん)を憂いて薬の調合法や救荒食用植物をまとめた「民間備荒録(みんかんびこうろく)」や「備荒草木図(びこうそうもくず)」などを記し、多くの人を飢えから救いました。
◆かたりべの会
いわいの里ガイドの会「語り部の会」は、一関地方に伝わる民話や伝説を地元の言葉で語り継ぐ活動をしています。
依頼に応じて、民話などを素朴な語り口で披露するほか、年3回、旧沼田家武家住宅で開催する「かたりべの会」で、多くの人を楽しませています。
次回は、令和7年2月の予定です。気軽に参加してみてください。
■新しいいちのせきSDGsパートナーを紹介します(50音順)
・合同会社いちベジ
・株式会社クラダシ一関営業所
・大東商興LLC合同会社
問合せ:本庁政策企画課
【電話】21-8641
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