◆市指定有形民俗文化財(民俗芸能)「神楽蛇面(かぐらじゃめん)」
古内神楽(市指定無形民俗文化財)は、もともと下黒沢村(現一関市萩荘の一部)の春日神社の奉納神楽として別当三学院が伝承したものとされます。
弘化3(1846)年頃、徳右衛門が庭元となり、同村下黒沢神楽から南部神楽の指導を受けて以来、民間の神楽が発達し現在の古内神楽となったといわれています。
この古内神楽に伝わる蛇面はキリ材を用いており、口を大きく開けて、真っ赤な舌と両あごの牙をむき出しにしたすさまじい形相の面で、能面の般若に似ています。面の裏側には、天保12(1841)年の年号が刻まれています。年号が刻まれたものは珍しく、当地方の民俗芸能の歴史を知る上で貴重な資料です。
※詳しくは本紙をご覧ください。
所在地:萩荘字野手倍
指定年月日:昭和48(1973)年11月3日
問合せ:文化財課
【電話】82-2242【FAX】36-1668
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