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文化財探訪

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岩手県一関市

◆市指定無形民俗文化財(民俗芸能)「峠山伏神楽(とうげやまぶしかぐら)」
峠山伏神楽は「大償野口斎部流(おおつぐないのぐちいんべりゅう)峠山伏神楽」と称し、大償神楽の流れをくむ山伏神楽です。文久年間(1861~1864)に、猿沢村(現一関市大東町猿沢)の村上友十郎を中心とする者たちが、東晴山(ひがしはるやま)神楽(現花巻市東和町東晴山)の横川瀬平から神楽を習い、この地に伝えたのが起源とされます。
花巻市大迫町内川目の岳(たけ)地区に伝わる「岳神楽」と同大償地区に伝わる「大償神楽」を総称して早池峰神楽といい、その流れをくむ山伏神楽は岩手県中部を中心に多く継承されていますが、峠山伏神楽はその南限とされています。
演目には、鶏舞、翁、三番叟(さんばそう)、四弓(よゆみ)、山神(やまのかみ)、岩戸開きの式六番をはじめ、機織、鐘巻などを伝えています。現在は「峠山伏神楽保存会」を結成して、地域が一体となって保存継承に努めています。

所在地:大東町猿沢字大町裏
指定年月日:平成6(1994)年4月26日

問合せ:文化財課
【電話】82-2242【FAX】36-1668

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