【ピックアップニュース】
◆いちのせきサイエンスカフェ
2月3日、いちのせきサイエンスカフェを奥州宇宙遊学館で開催し、14人が参加しました。
館内の見学のほか、国立天文台RISE月惑星探査プロジェクト野田寛大助教を講師に、太陽系小天体の探査やはやぶさ2の研究内容について講演が行われました。
野田助教は、地球の水は意外と少なく、小惑星の衝突により持ち込まれたと考えられること、はやぶさ2のプロジェクトでは探査機の位置や小惑星の形状をレーザーで観測するチームに参加していたことなどを説明しました。
◆市内高等学校でILC特別授業
令和5年10月から令和6年1月にかけて、一関工業高等学校、一関学院高等学校、一関第二高等学校、花泉高等学校の4校でILC特別授業を実施しました。
特別授業を初めて開催した一関学院高等学校では、11月16日にILC推進課の職員からILCの概要や多文化共生についての講演を行った後、グループディスカッションを行いました。11月21日には、グループディスカッションの内容をまとめたポスターで生徒が発表を行いました。
◆ILCについて
◇ILCとは
ILC(国際リニアコライダー:International Linear Collider)は、国際協力によって設計開発が推進されている次世代の直線型加速器です。世界の100カ国、1000を超える大学・研究機関から、世界トップクラスの研究者・技術者数千人が東北・北上山地に集まり、10年、20年と研究を続ける国際研究拠点となることが期待されます。
◇ILCのしくみ
全長数10キロメートルの直線状の地下トンネル(現計画は、標高約110メートル、全長約20キロメートル)内で、電子と陽電子を光速に近い速度まで加速させ、正面衝突させます。すると、宇宙誕生から1兆分の1秒後の状態がつくり出されます。「ほんの一瞬」ビッグバン直後の状態が再現され、質量をつかさどる「ヒッグス粒子」をはじめとしたさまざまな粒子が現れます。これらの粒子を測定することにより、どのようにして宇宙や物質が生まれたのかという、人類が長年抱いていた謎の解明に挑むことができます。
また、加速器技術の応用範囲は、医療・生命科学から新材料の創出、情報・通信、計量・計測、環境・エネルギー分野まで多岐にわたります。
◆専用ホームページ、SNSで情報を発信中!
Facebook・X(旧ツイッター)でも発信中!
英語版ホームページをリニューアルしました!
We’ve renewed our ILC English HP!
※二次元コードは本紙参照
問合せ:本庁ILC推進課
【電話】21-8315
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