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ILC NEWS いちのせきリニアコライダー通信 2024.7 vol.45

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岩手県一関市

【ピックアップニュース】
◆東北ILC推進協議会総会
東北ILC推進協議会総会が6月14日、仙台市内で開催されました。
総会では政府に対する要望の決議案として「政府全体での誘致推進」「将来の高性能加速器開発への予算措置」が議決されました。
総会終了後には、4月に高エネルギー加速器研究機構(KEK)の機構長に就任した浅井祥仁氏による講演が行われ、グローバルプロジェクトとしてILC実現に向けた今後の取り組みについて説明がありました。

◆ILC解説セミナー
ILC解説セミナー(東北ILC事業推進センター主催)が2月17日、川崎市民センターで開催されました。
ILCの研究開発を進めている研究者が、国際的な協働研究開発の枠組みである「ILCテクノロジーネットワーク」の取り組みや米国における高エネルギー物理学に関する検討状況など、国内外の動向やILCの安全対策に関する説明を行いました。このほか、東北ILC事業推進センターが、受け入れ環境整備に関する取り組みなどを解説しました。

◆ILCでわかること
ILCによって電子と陽電子を光速に近い極限の速度まで加速し、正面衝突させます。すると電子と陽電子は消滅し、宇宙の誕生から1兆分の1秒後の「エネルギーのかたまり」が生み出されます。そこから「ヒッグス粒子」をはじめとするさまざまな「粒子」が噴き出し、これまで誰も再現したことのない現象が起こります。その粒子を観測することにより、どのようにして宇宙が誕生したのか、物質が生まれたのかという人類が長年抱いてきた謎の解明に挑むことができます。

◆ILC日本誘致が生み出す「価値」と「未来」
ILCは、世界の研究者や技術者などが集結するとともに、関連産業が集積し、超伝導、ナノテクノロジー、DXなど多岐に及ぶ先端技術を駆使してイノベーションを創出し、将来にわたり「平和と発展のための科学」に貢献する世界協働の施設です。
また、エネルギーの再利用や排熱の活用、研究施設の木造化など、SDGsを先取りした「グリーンILC」という概念を取り入れた「世界とつながる新たな地方創生」のモデルとなります。

◆キッズサイエンス「実験で楽しむ、結晶のふしぎ」
結晶析出や結晶の溶ける様子を観察し、結晶(固体)の性質について考えてみよう
日時:8月3日(土)
(1)10時~11時30分
(2)13時30分~15時
場所:岩手県南技術研究センター
対象:市内または平泉町内の小学生とその保護者
定員:(1)(2)先着各15組
申し込み:7月18日(木)9時~25日(木)17時に県南技術研究センターホームページのGoogleフォームから

問合せ:県南技術研究センター
【電話】24-4688

◆専用ホームページ、SNSで情報を発信中!
Facebook・X(旧ツイッター)でも発信中!
英語版ホームページをリニューアルしました!
We’ve renewed our ILC English HP!

問合せ:本庁ILC推進課
【電話】21-8315

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