イチ ビト～一関の輝く人 No.8

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■魅力にあふれた地元、そして日本を写真を通じて多くの人に知ってほしい
「公務員になっているという幼い頃の将来像とは違うけれど、今が楽しい」と一眼レフカメラを手に、心を動かされた風景や人物などを切り取るフォトグラファーとして活躍。地元をはじめ、東北地方など訪れた土地の魅力的な姿を記録し続けています。
小学校から大学まで駅伝などの陸上競技に打ち込んだスポーツマンでもあり、一関学院高校時代は2、3年時に全国高校駅伝競走大会に出場。東京農業大学でも箱根路を目指しました。卒業後は清涼飲料水の製造・販売会社に4年弱勤務。「ずっと地元に何かできないかと考えていた」と令和2年に退職を決意し、フィリピンへの短期間の語学留学や県内を巡って各地の風土を肌で感じる1年間を過ごしました。
見る人の心に響く写真を撮影するため、本格的にカメラを学び始めて3年ほど。写真展開催や写真教室の講師、イラストレーターとのコラボ展など活動の場を広げています。「写真を通じて地元の良さを全国、海外に伝えたい。そして知ってもらえた先でどんな化学反応が生まれるかが楽しみ」と今日もファインダーをのぞきます。

▽フォトグラファー
遠藤凌平(えんどう・りょうへい)さん　31(室根)
Profile
平成5年、一関市室根町生まれ。写真撮影の傍ら、イベントプロデュースなどの仕事も引き受ける。読書、旅、飲み会が息抜き。桜がきれいな吉野山(奈良県)を訪れたい。