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ILC NEWS いちのせきリニアコライダー通信 2024.9 vol.46

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岩手県一関市

【ピックアップニュース】
◆令和6年度キッズサイエンス
科学体験教室「キッズサイエンス」は8月3日(土)、県南技術研究センターで開かれ、一関市・平泉町の小学生21人が参加しました。
一関工業高等専門学校の二階堂満教授を講師に迎え、「実験で楽しむ、結晶のふしぎ」をテーマに、雲ができる様子や炎色反応の演示実験のほか、岩塩の溶ける様子の観察や酢酸ナトリウムと塩化アンモニウムの結晶析出の実験をこどもたちと行いました。

◆ILCに関わる海外研究者との意見交換会
ILCに関わる海外の研究者とILCの建設候補地域の関係者が7月5日(金)、市内で意見交換しました。
東京大学で開催された国際会議「リニアコライダー・ワークショップ2024」(7月8日(月)~11日(木))に参加するため来日した研究者のマキシム・ティトフ氏、スタイナー・スタプネス氏、トーマス・シェルナー氏と、地域関係者(佐々木淳(じゅん)副知事、佐藤善仁市長、倉成淳(じゅん)奥州市長、菅原茂気仙沼市長ら)15人が出席しました。
研究者からは「欧州の次期素粒子物理戦略の議論までに日本でのILC計画が進んでいることが重要」という意見や「欧州や米国、中国で動きがある中で同じ価値観を持った国同士が協力し合うことが重要」といった意見が出されました。

◆ILC公開講演会
ILC公開講演会(県国際リニアコライダー推進協議会主催)が7月1日(月)に盛岡市で開催されました。米国カリフォルニア大学バークレー校教授の村山斉(ひとし)氏と、GRI(株)代表取締役社長の内永ゆか子氏が講師を務めました。
村山氏は「欧州の次世代大型円形加速器やILCが実現できそうな場合は、米国はそれに貢献する」とし「日本にILCができると明確になれば、米国は必ず協力するだろう」と説明しました。
内永氏は、「ILCは、世界中から多くの人が集い、発想やいろいろな仕組みが変わるきっかけになる」とし、先端技術の基礎研究・応用技術研究を推進し、実用化につなげる「IWATEモデル」の実現や「内なるグローバル化」を岩手県から進め、日本の活性化につなげてほしいと期待を示しました。

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※二次元コードは本紙参照

問合せ:本庁ILC推進課
【電話】21-8315

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