政府は、令和6年秋の叙勲受章者と褒章受章者を発表しました。叙勲は、国家または公共に対して功労のある人に勲が授与されるもの。褒章は、社会や公共の福祉、文化などに貢献した人をたたえるものです。
◆旭日小綬章 酒類業振興功労
松岡 俊太郎(しゅんたろう)さん 73歳・一関
元県酒造組合会長。両磐酒造の代表取締役社長や会長を務める傍ら、令和6年5月まで6年間、同組合会長として本県酒造業界の振興に尽力。海外への輸出を含む販路拡大にも奔走しました。「受章は支えてくれた酒造組合メンバーや多くの人の励ましがあったから」と語ります。
◆瑞宝双光章 教育功労
金(こん) 廣幸(ひろゆき)さん 72歳・一関
元公立中学校長。埼玉県春日部市で教員生活をスタートしました。地元である本県に移り、桜町中学校長で退職するまで、35年間教職に携わりました。心掛けたのは積極的な生徒とのコミュニケーション。「こどもたちの生活の瞬間に全力で向き合ってきた。受章は光栄なこと」と喜びます。
◆瑞宝単光章 統計調査功労
伊藤 順市(じゅんいち)さん 71歳・藤沢
元各種統計調査員。農業の傍ら、昭和61年の事業所統計調査を皮切りに、国勢調査、工業統計調査、商業統計調査、農林業センサス、サービス業基本調査など計80回の統計調査に従事しました。さまざまな苦労話はありますが「気力で続けてきた。よくやったと思う」と感慨を語ります。
◆瑞宝単光章 消防功労
鈴木 一雄(かずお)さん 83歳・室根
元室根村消防団分団長。昭和42年から平成16年まで37年間活動。培った経験を生かし、規律訓練や消防操法訓練の指導に取り組み、団員の資質向上と組織力強化に努めました。「受章はまさかという思い。今は現役の団員たちが一生懸命やってくれている」と後輩への思いを語ります。
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