政府は、第43回危険業務従事者叙勲の受章者を発表しました。危険性の高い業務に精励した人に勲章が授与されました。
◆瑞宝双光章 消防功労
金田(かねた) 守雄(もりお)さん 74歳・花泉
元一関市消防本部消防司令長。昭和47年に採用され、平成22年に同本部消防課長で退職するまで37年8カ月にわたって消防業務に従事。同課長として消防指令室の設備更新などに取り組みました。「住民の生命と財産を守るという任務を胸に一生懸命やってきただけ。仲間に感謝したい」と話しました。
◆瑞宝双光章 防衛功労
金今(かねこん) 剛(たけし)さん 61歳・川崎
元2等陸佐。昭和57年に陸上自衛隊入隊。仙台駐屯地などで主に野戦特科に従事し、多賀城駐屯地を最後に定年退職。東日本大震災時には人命救助や行方不明者の捜索にも当たりました。「結婚後はほとんどが単身赴任だったため家族の支えのおかげで任務を全うできた」と感謝しています。
◆瑞宝単光章 消防功労
小岩 紀夫(のりお)さん 73歳・一関
元一関市消防本部消防司令。昭和44年から41年11カ月にわたって消防業務に携わりました。一関南消防署消防係長兼安全対策係長として、火災予防の啓発に取り組み、防災力向上に尽力しました。「一人でできる仕事ではなく、先輩の教えと同僚の協力があったからこそ務められた」と振り返りました。
◆瑞宝単光章 消防功労
皆川 孝太郎(こうたろう)さん 76歳・藤沢
元一関市消防団副団長。昭和48年の入団以来、47年9カ月にわたって消防の使命と自身の職責を自覚し、人材育成を主眼とした研修や訓練を促進。消防関係者から絶大な期待と信頼を集めました。「組織と地域、家族に励まされながら活動することができた」と消防生活を振り返ります。
◆瑞宝単光章 消防功労
岩渕 新助(しんすけ)さん 75歳・東山
元一関市消防団分団長。昭和53年から令和2年までの間、数々の災害現場で培われた知識と技能を生かし、地域住民のために昼夜問わず活躍。自主防災組織や婦人消防協力隊と連携した火災予防にも貢献しました。「継続は力なりをモットーにこつこつとやってきた」と話します。
◆瑞宝単光章 職業訓練功労
星 邦彦(くにひこ)さん 71歳・一関
東磐職業訓練協会会長。平成17年から同協会理事、平成25年からは会長として、職員増員や設備更新といった運営と現場の両面から職業人のスキルアップを支えています。受章について「会員、役員、職員に感謝している。これからも、より一層頑張るため協力をお願いしたい」と話します。
◆藍綬褒章 更生保護功績
木村 彰良(あきよし)さん 73歳・花泉
保護司。大祥寺の住職を務めるとともに、平成6年から30年以上にわたって更生保護活動に貢献。これまで10~30代の立ち直りに携わり、現在は自身の経験を伝えながら後進の育成にも力を注いでいます。受章について「大変栄誉なことで、多くの関係者、皆さまのおかげです」と感謝します。
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