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おでいよ!八戸 二戸

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岩手県久慈市

長い冬の終わりを告げ春を呼ぶ祭りの象徴
■えんぶり烏帽子(えぼし)
▽伝統の必須アイテム
えんぶりは、八戸地方に春を呼ぶ豊年祈願の郷土芸能です。
その象徴とも言えるのが「えんぶり烏帽子」。馬の頭をかたどった2キロほどある烏帽子を太夫と呼ばれる舞手がかぶり、ゆったりとした優雅な舞や、大きく頭を振る勇壮華麗な舞を披露します。
烏帽子の大部分は何百枚もの和紙から作られており、側面には鶴や亀、えびすや大黒天などのおめでたい図柄が描かれています。この図柄は、うたや舞と共に各えんぶり組に代々受け継がれてきたもので、新しい烏帽子を作ったとしても変わることはありません。
えんぶりをご覧になる際は、ぜひ各えんぶり組伝統の烏帽子にも注目してみてください。

国産漆の最大産地
■世界に誇る浄法寺漆
▽二戸地域の漆文化
現在国内に流通する漆のほとんどが外国産で、国産はわずか5%。そのうちの7割以上が浄法寺周辺で生産されています。
時代の変遷と輸入増加に伴い需要が激減した国産漆ですが、中尊寺金色堂や京都の鹿苑寺(ろくおんじ)金閣など国宝建造物の修復に使用されたことで、品質の良さが再評価されています。文化庁は、平成30年度から国宝などの建造物の修復に使用する漆はすべて国産とする方針を決定。二戸市では漆の苗木の植樹や生産に携わる人材の育成を進めています。
漆本来の魅力が際立つ端整さと、実用性を兼ね備えた浄法寺漆は、特別な日だけに登場するものではなく、日々の暮らしに寄り添います。使い続けることで生まれる経年美化を楽しめるのも漆器ならではの魅力です。

▼浄法寺歴史民俗資料館
日本一の漆生産を誇る浄法寺で、昔から伝えられてきた漆掻きの仕事や、職人が使用する道具など、漆に関する資料が充実しています。
開館時間:9時~16時30分(月曜・年末年始休館)
入館料:大人210円、小人110円

問合せ:浄法寺歴史民俗資料館
【電話】0195-38-3464

■八戸・二戸の施設情報
▽ものづくり体験工房(予約制・随時開催)
誰でも簡単にえんぶりミニミニ烏帽子作りをすることができます。また、えんぶり烏帽子と並ぶ八戸地方の工芸品「八幡馬(やわたうま)」の絵付けも体験できます。
自分だけのえんぶり烏帽子や八幡馬を作ってみませんか。
会場:史跡根城の広場(八戸市根城字根城47)
料金:えんぶり烏帽子1,000円 八幡馬2,000〜2,500円

問合せ:史跡根城の広場
【電話】0178-41-1726

▽滴生舎(てきせいしゃ)
天台寺ふもとにある「滴生舎」は、浄法寺漆専門の漆器製作工房。漆器一つ一つを実際に手に取れるほか、漆塗り作業の様子をガラス越しに見学することが可能です。また、漆掻き職人の手ほどきによる漆かき体験や漆塗り体験などワークショップやイベントを定期的に開催しています。
営業時間:8時30分~17時(火曜日定休)

問合せ:滴生舎
【電話】0195-38-2511

◆「広報紙面交換」
八戸市・二戸市・久慈市は、古くから密接な関係にある地域です。
この事業は、3市でお互いのまちの魅力を広報紙で紹介し合う交流企画です。
八戸市と二戸市の話題が掲載される、「広報はちのへ」、「広報にのへ」は、各市ホームページでご覧ください。

◆北緯40°ナニャトヤラ連邦
「北緯40°ナニャトヤラ連邦」ロゴマーク
釣り具や農具は、三圏域の誇る産業を、また、三つの星は、北緯40°台の同緯度において、同じ星空を見る三圏域の共同性や一体感を象徴します。

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