■時を越え 海を越え 変わらず続く交友
フランクリン市との姉妹都市締結から63周年。久慈市の姉妹都市である米国・フランクリン市からの高校生訪問団14人が10月10日~15日、当市を訪れました。学校交流や文化体験、ホームステイなどを通じて、市民と交流しました
▽学校やホームステイ 市民と交流深める
フランクリン市からの訪問団が久慈市を訪れるのは平成27年度以来のこと。高校生11人と引率3人が市内での様々な体験を通じて、交流を深めました。10月10日は、市や久慈市国際交流協議会などの関係者による歓迎夕食会が行われ、フランクリン市のスティーブ・バーネット市長からの親書が、遠藤譲一市長に手渡されました。
2日目となる11日からは、久慈東高校、久慈高校、夏井中学校を訪問しました。英語での対話や書道、柔道などを体験したほか、アメリカの学校にはない、給食や清掃活動などを体験。最初はお互いに緊張していましたが、次第に打ち解け、笑顔で会話する様子が見られました。久慈東高校2年の繋理子さんは「英語が苦手ですが、身振り手振りで交流できました。コミュニケーションを取ろうとしてくれたのがうれしい」と、笑顔を広げました。
文化体験では、長泉寺での座禅体験や、久慈琥珀博物館での琥珀の勾玉づくりに挑戦。3泊4日のホームステイでは、9軒の家庭に宿泊。家族の一員として、日本の暮らしを体感し、絆を深めました。
14日のお別れセレモニーにはホームステイを受け入れたホストファミリーが出席。各家庭での思い出が語られたほか、ホストファミリーからは「自分もできればフランクリンに行きたい」との感想も寄せられました。訪問団を代表して、マーニー・ムーアさんは「たくさんの新しい友達ができました。ホストファミリーとの間に強い絆を結ぶことができました。心の底から、ありがとうと伝えたいです」と感謝の言葉を伝えました。
高校生訪問団は久慈市姉妹都市親善大使に任命されました。フランクリン市に帰ってからも、両市の懸け橋となってくれることが期待されます。
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