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令和4年度決算

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岩手県久慈市

市の財政は、皆さんから納めていただいた税金や国からのお金などで成り立っています。令和4年度も限られた貴重なお金を、皆さんの暮らしのために有効に活用しました。今回は市議会9月定例会議で認定された令和4年度の決算の概要をお知らせします。
※金額は1万円未満を四捨五入しています

■自主財源は32・6%
「一般会計」は福祉や教育、土木など市の基本的な仕事のための会計です。令和4年度の一般会計決算は、歳入(収入)が242億1184万円、歳出(支出)が229億3206万円となりました。
歳入で最も多いのは、国から配分された地方交付税の70億4780万円。財源別に見ても、地方交付税や国庫・県支出金などの依存財源が約67・4%を占め、財源の大半を国や県に頼っている状況です。
これに対して、市税などの自主財源は約32・6%。自主財源が多いほど市政の自主性と安定性が保てます。
健全な財政運営を進めるため、自主財源の割合を高めていく必要があります。

■一般会計11億6千万円減
歳出では、広域道の駅整備に伴い総務費が増加となりましたが、臨時特別給付金事業の減、建設関係事業の進捗などにより衛生費などが大幅に減少。前年比11億6039万円の減額となりました。引き続き、主要な事業に重点的に財源を充てながら、事業見直しと経費節約を図っていきます。

■特別・公営企業会計の状況
市の会計には一般会計のほか、特定の事業や収入・支出を一般会計と区別して処理する「特別会計」と事業で得られる収入で経費をまかなう独立採算制を原則とした「公営企業会計」があります。
市の特別会計には、国民健康保険や後期高齢者医療などがあり、収入の合計は46億605万円、支出の合計は44億7242万円となりました。
公営企業会計に該当する水道・下水道事業会計は、皆さんから納めていただく料金を主な収入としています。旧簡易水道や市内消火栓の維持管理費、雨水排水処理費など一般会計から補填(ほてん)しています。

■性質別歳出

■特別会計

■公営企業会計

■財政の健全化が必要です!
▽実質公債費比率11.6%(県内の市平均11.2%・市令和3年度12.5%)
毎年入ってくる収入のうち、何%が借金返済に使われたかを示すもので、過去3年間の平均値です。25%を超えると、借り入れが制限されます。

▽将来負担比率84.4%(県内の市平均53.8%・市令和3年度104.3%)
毎年入ってくる収入に対する、将来に負担が見込まれる借金の割合です。将来、財政を圧迫する可能性の度合いを示す指標となります。

▽経常収支比率96.8%(県内の市平均94.2%・市令和3年度91.2%)
市が毎年実施している事業に充てる経費を、毎年入ってくる収入で割った数値です。80%を超えると財政は苦しいといわれています。

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