■きらり人輝く
厚生労働省児童福祉文化財に選ばれている20年以上上演される作品
▼良質な芸術文化を久慈へ
12月23日、24日のクリスマスフェスタで上演される演劇「Sky~あの空の向こうに~」。脚本の新井さんと客演として主人公を演じるたれやなぎさんに作品についてや久慈への思いを伺いました。
▽久慈での公演について
新井:東日本大震災を機にふるさとに自分ができる文化貢献として、震災復興支援公演を学校や文化会館などで上演してきました。良質な芸術鑑賞の機会を作りたいと思い、令和4年度からクリスマスフェスタの企画に携わっています。
たれやなぎ:地元久慈での公演ということで新井さんから声を掛けていただきました。いつかは地元でと考えていたので、良い機会をいただいたと思い快諾しました。
▽今回の作品について
たれやなぎ:作品のテーマに家族があると思っています。子どもたちは父母の大切さ、親は子どもへの愛情を感じてもらえる作品です。子を亡くした父親を演じますが、暗いものではなく、子どもでも楽しめる内容になっています。
新井:人は一人では生きていけません。友人や家族などそばで支えてくれる人がいて生きていけるのです。かけがえのない人と人との絆の大切さをこの作品では伝えたいです。笑って泣いて感動を持ち帰ってほしいと思います。
▽久慈の皆さんへ
たれやなぎ:純粋に見て楽しんでもらえる作品。来て良かったと思ってもらえる内容になっています。映画やドラマとは違う生の舞台芸術を味わって欲しいです。
新井:フェスタは、昔懐かしい歌声喫茶やひょっこりひょうたん島人形展、大掛かりな人形劇など、子どもから大人まで間違いなく楽しめる作品を集めました。皆さんぜひお越しください。
Name:
新井浩介さん あらい・こうすけ(新中の橋出身)
たれやなぎさん(天神堂出身)
Profile:
・本名 細越幸司(ほそごえこうじ)さん(演技集団朗(ろう)主宰)
ジャパンアーツカウンシルプログラムオフィサー
・本名 垂柳敦志(たれやなぎあつし)さん((株)ケイエムシネマ企画所属)
仮面ライダードライブ泊英介役、他
※クリスマスフェスタの詳細は、本紙20ページのアンバーホールのイチ押しを確認ください。
■集まれ!元気の輪
▼日本将棋連盟久慈支部
日本将棋連盟久慈支部は発足から50年続く団体で、20代から80代の会員17人で活動しています。
活動は、毎月1回程度交流大会を開催。段位に応じてハンデを付けるなど、子どもや大人も一緒に将棋で交流を深めています。県内や八戸の支部との団体戦や大会へも参加。腕を磨いています。定例で開催している子供将棋教室では、大人も受け入れ、指し方を指導しています。
大会や将棋教室は会員以外も歓迎。気軽に参加ください。活動の日程や大会の内容など詳しくは岩手県支部連合会のHPで確認ください。
代表:横沢田均さん(事務局…笹原【電話】53-5785)
活動場所:久慈将棋道場(長内町37-15-21スカイハウスC号)
活動日:交流大会(不定期)、子供将棋教室(第1、3土曜日9時~)
■My Life in Kuji
市内の小・中学校で英語を教えているALT(外国語指導助手)の皆さんが、久慈で生活していて感じたことなどを紹介するコーナーです
イリノイ州シカゴのクリスマスについて紹介します。この時期のシカゴには雪が降り、氷が張るため、そり遊びやスケートが人気。そんなシカゴの冬にサーフィンを楽しめることを知っていますか?寒さによってもたらされた強い風で、ミシガン湖には高い波が起こり、サーフィンをすることが出来るのです。冷えた体を温めるために、エッグノッグやジンジャーブレッドなどのスイーツが食べられています。毎年我が家では、ナツメグをたっぷり入れたクリーミーなエッグノッグをお鍋いっぱいに作ります。
シカゴで毎年開催されている「クライスト・キンドル・マーケット」は特に私のお気に入りです。これはドイツ発祥の伝統的な屋外マーケットで、手作りのクリスマスオーナメントや、木彫りなどを眺めながら、美味しいドイツの伝統的なクリスマス料理を楽しむことができます。温かい食べ物に、美しい工芸品、そして雪が降る空は、クリスマスをお祝いするのにぴったりです。
エマ・ブランチェットさん
イリノイ州・22歳/久慈湊小、小久慈小、大川目小、夏井小、平山小、久慈中、夏井中を担当
■市民センターだより
▼侍浜振興協議会の広報誌
▽地域の身近な話題を発信
侍浜町では、地域の話題を地域の人が発信する広報紙「海鳴」を発行しています。この広報紙は昭和48年に誕生し、公募で名付られました。地域の呼び方で「はまおど」と読みます。
侍浜町振興協議会の広報委員会が記事を集め制作しているもので、地域の出来事や行事の話題、イベントなど地域に密着した情報を提供しています。歴代の広報委員が今日まで続け、50年が経過。5月には第600号を達成しました。最近では新型コロナウイルス禍の影響でイベントが中止となることが多く、お知らせや紹介などの記事を掲載することができないなど、記事を探すのも大変です。それでも「楽しみにしている」「地域のことが知れてうれしい」などの声を励みに、地域に親しまれ愛される広報紙「海鳴」を発行し続けてほしいものです。
侍浜市民センターも地域が元気になるような事業や市内の行事など「海鳴」に明るい話題を提供していきます。
問合せ:侍浜市民センター
【電話】58-2110
■集落支援コーディネーターつうしん
▼伝統芸能や文化を楽しみながら体験
皆さん、こんにちは。地域を訪問していると、どの地域にも共通するテーマとして「伝統芸能や文化の継承」があげられます。メンバーの高齢化や担い手不足などで、継承が難しくなっていると悩んでいる団体が多いようです。
そんな中、12月10日に中央市民センターで県主催の「子どもアートタッチプロジェクト」が行われます。子どもたちに伝統芸能や文化・アートを楽しみながら体験してもらい、興味を持ってもらう事を目的としたイベントです。このイベントには、アート活動を行っている地域おこし協力隊の山下竜司隊員や朝比奈つとむ隊員も講師として参加する予定とのこと。地域の課題解決は、直ぐには出来ないものが多いですが、「楽しい」と感じてもらうことも大事なポイントの一つです。何から取り組めばと悩んでいる人は「楽しい」と琴の演奏を楽しむ子どもたち思えることを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
見年代瞳さん(けんねんだいひとみ・44歳)
令和元年着任。洋野町出身。山形地区、宇部地区を中心に地域づくりの支援を行う。
▽集落支援コーディネーター
ふるさと未来づくり事業を通じ、住民が地域の現状と問題を自らの課題として捉えることや課題解決に向けた地域の取組みを支援。幅広い住民の声を市に届けることで、市の地域活性化策を推進し、住民と行政の協働のもと集落の維持や活性化を図っています。
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