■課題に向き合い取り組む
市は、高校生が取り組む地域課題解決や探求学習などの支援活動場所として、かだるBaseを開設しています。
久慈高等学校2年生の向川愛莉さん、ウィリアムズ・フィオナさん、岩城ゆめのさん、米田麗乃さんの4人が、高校で行っている総合的な学習の相談場所として、令和4年12月から活用してきました。4人は、フィオナさんの父親が日本語が不得意なことから、外国人は、言葉の壁から災害弱者になりやすいのではないかと仮定。市のALTと意見交流を重ね、一緒に災害を学ぶ場を作ろうとハザードマップを活用し、英語表記の防災すごろくを完成させました。
6月18日、中央市民センターでALTら3人と実践。ゲーム感覚で楽しみながら災害の備えや避難所生活など防災の知識を深めました。
生徒らは「取り組んでからほぼ1年。手探りのなか始まった探求学習でしたが、協力し合い進めることができました。ここで終わりではなく今後もすごろくを使いながら、防災を学ぶ活動を進めて行きたいと思います」と表情を引き締めました。
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