■きらり人輝く
目標にしていた久慈市での開業
地元の食材を使ったこだわりの和食を提供
▼できたてを熱いうちに
令和4年6月に和食を提供する「天ぷらおでん酒場とき花」をオープンした清水さん。開業のきっかけや、お店のこだわりなどを伺いました。
▽きっかけ
久慈で和食の飲食店を開きたいという思いから上京。高校の先輩から、久慈出身の上神田梅雄先生が経営していた東京の和食のお店を紹介してもらい、10年修行を積みました。地元に戻り、飲食関係の仕事を続けていましたが、50歳という節目に、思い切って今のお店をオープンしました。
▽オープンしてみて
仕入れや仕込み、調理など一人で全てこなすのは大変ですが、自分のやりたいものができることに楽しさを感じています。市内の同級生や先輩後輩、遠方からは学生時代の部活動の監督や料理の恩師にも来ていただきました。毎日いろいろな人が訪れ、楽しんでいただけるのは、店を始めたかいがあり良かったと感じています。
▽こだわり
冷たいものは冷たく、出来たてを熱い状態で食べてもらいたいと思っています。大根のおでんや今の時期は白子の天ぷらがお薦めです。一番は和食なので、今の商品以外にも、和食にこだわり、メニュ―を増やしていきたいです。
▽今後について
地元の食材を積極的に使いたいと考えています。縁あって11月には久慈東学校の生徒が考案した「あまちゃんの旅するおにぎり」を販売。ありがたいことに、おにぎり目当てに来店したお客さんもいました。高校生からもお礼の手紙をいただき、やって良かった思っています。機会があれば協力し地元を取り入れていきたいです。
Name:清水誉一さん しみずたかかず(大沢・52歳)
Profile:天ぷらおでん酒場とき花 代表
営業時間…月~土曜日18時~22時
住所…川崎町10-16
【電話】66-8166
■集まれ!元気の輪
▼書道団体暁会
書道団体暁会は20年続く団体で、大人9人、小中学生6人で活動しています。
活動では、日本教育書道会が発行している手本を元に練習し、1カ月に1回作品を送り、添削を受けています。硬筆、毛筆,さまざまな書体の手本から自分のやりたいものを選び、松坂さんの指導を受け、練習に励んでいます。上達していくのが目に見えてわかるときの楽しさが魅力です。段級位もあり、目標にすることができます。入会はいつでも歓迎です。興味がある人や美しい字を書きたい人は、私たちと一緒に取り組んでみませんか。
代表:松坂建子さん
活動場所:山形市民センター【電話】72-3711
活動日:第2、4水曜18時30分~21時(成人)、第1、3土曜9時30分~12時(小中学生)
■市民センターだより
▼山根市民センター事業紹介
▽和佐羅比(わさらび)山トレッキング
10月28日、山根市民センターとしては初めての「和佐羅比山トレッキング」を開催しました。和佐羅比山は山根町と野田村の間に位置する標高814mの山で、傾斜はそれほどきつくなく、気軽に登山を楽しむことができます。当日はあいにくの雨模様でしたが、18人が参加し予定通り開催しました。登山口までは市民センターからバスで移動。片道約2キロの道のりを、紅葉を楽しみながら1時間かけてトレッキングしました。登っているうちに雨も降り止み、山頂付近からは野田村の海を一望することができました。参加者からは「もう少し長く歩いても大丈夫」との声も聞かれ、まだ余裕がある人が多くいるように感じました。来年度は、登山に慣れている参加者も想定し、ルートや距離を変更するか悩みどころです。和佐羅比山からの景色がよかったことから第2回の開催に向けて内容を検討していきます。山根市民センターでは、今後も地域資源を生かした取り組みを続けていきます。
問合せ:山根市民センター
【電話】57-2055
■My life in Kuji
市内の小・中学校で英語を教えているALT(外国語指導助手)の皆さんが、久慈で生活していて感じたことなどを紹介するコーナーです
▽センザンコウを知っていますか?
先日行われた国際交流協議会のイベントで、わたしの大好きな動物「センザンコウ」を思い出したので、皆さんに紹介します。とてもかわいく、そしてちょっと変わっている動物なので好きになりました。ポケモンのサンドパンのモチーフになっています。
センザンコウは、アフリカと東南アジアに生息し、地下の穴や、木の空洞に住んでいます。夜行性で、眠るときや身の危険を感じたときには、体を丸めてボールのようになります。目はあまり見えませんが、鋭い嗅覚と聴力を兼ね備え、粘着性のある長い舌でアリを捕まえて食べます。体のウロコは、私たちの爪と同じ素材でできており、薬の材料として使われるため、密猟により絶滅の危機に瀕(ひん)しています。私は絶滅を食い止めるために行われているさまざまな活動が実を結ぶことを強く願っています。
ローレン・ブーカーさん
インディアナ州・23歳/長内小、宇部小、長内中、宇部中、山形地区の小中学校を担当
■協力隊通信
▽隊員活動もラストスパートです!
令和2年4月より活動を始め3月末で協力隊活動を卒業する西村です。昨年は、主に漁業を続けていけるように、父親の後ろ姿を見ながら漁具の作り方や修繕作業などを続け、スキルを身につけてきました。並行して水産加工とイベントや久慈市民市場での販売にも挑戦。久慈地方産業まつりへの出店では、販売したつぶ串やたこ串を食べたお客さんから「これは旨い、いいね」と言葉をいただきました。これからもおいしさに磨きをかけ、残された数カ月も精力的に活動します。
1月13日(土)から14日(日)には、道の駅いわて北三陸で、久慈、洋野、野田、普代の協力隊メンバーが中心となって出店する「冬のおさかなまつり」を開催します。自信をもってお勧めする飲食販売や、タラ汁のお振舞い、親子連れにも楽しんでもらえる各種ワークショップも行いますので、ぜひお立ち寄りください。
西村一章さん(にしむら・かずあき44歳)
2020年着任。久慈市出身。林業水産課に所属し、新規漁業就業者の育成・確保及び商品開発の支援に向けて活動中
地域おこし協力隊…移住定住促進を目的に、都市部からの移住者に対して市が委嘱。カフェを中心とした地域の活性化、新規漁業者の確保や水産物の高付加価値化への取り組み、農泊事業の実践と推進、地域資源の商品開発・販路拡大PRなどを行います。
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