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久慈湊小学校移転改築事業

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岩手県久慈市

令和8年4月の開校を目指します
令和2年3月に策定した「久慈市立湊小学校移転改築基本構想」に掲げた方針のもと、令和8年4月の開校を目指して事業を進めています。
建築工事の概要を決定する基本設計がまとまりましたので、内容をお知らせします。

■ワークショップなどの意見を反映
久慈湊小学校移転改築の基本設計は、基本構想に掲げる「子どもたちの主体的な学習・活動を支援する学校」、「安全でゆとりと潤いのある学校」、「地域と連携した学校」の考え方をもとに策定。アンケートやワークショップなどに寄せられた保護者や教職員などの意見も多く取り入れました。

■概要
移転先は、県立久慈病院の南側です。
敷地面積は、約1・7ヘクタール。鉄筋コンクリート造の地上5階建てで、延べ床面積は4955平方メートル。体育館を校舎内に設けます。

■津波浸水対策
敷地周辺は、県が公表した最大クラスの津波浸水想定区域に含まれるため、対策として、1階を柱だけのピロティ形式を採用し、建物をかさ上げしました。
津波が建物にぶつかりせり上がった場合を考慮した浸水深「基準水位」を超えた3階以上に普通教室を配置しています。
万が一に備え、近隣住民や通行人が垂直避難できるよう、屋外に避難階段やスロープを設置しました。状況に応じ、屋上から校舎内に移動することができます。

■事業スケジュール
現在は実施設計を進め、令和6年3月の完了を予定しています。
令和5年度中に造成工事に着手し、建築工事は来年度から令和7年度にかけて実施する予定です。

(1)津波の緊急避難場所となる屋上に災害備蓄倉庫を設置します。
(2)普通教室は、近年の教育環境に合わせた十分な広さを確保します。
(3)体育館は校舎と一体で整備します
(4)明るく開放感のあるホール
(5)保健室には、カウンセリングルーム、トイレ、更衣室、シャワー室を設け、いろいろな悩みを持つ児童に対応します
(6)高さ4m程度のピロティは、雨天等に運動スペースとしても活用できます。
(7)児童作品の展示や地域の情報などが掲示できます。
※詳細は本紙参照

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