■きらり人輝く
子どもの頃からの夢を実現
久慈に帰郷しパン屋を開業
▼好みのパンを見つけてほしい
令和6年9月に東京から地元久慈へ戻り、パンや焼き菓子を販売する「ベーカリー ぱんだ」をオープンした中野佐紀さん。起業のきっかけや今後の目標を伺いました。
▽起業のきっかけ
小さい頃からお菓子作りが好きで、自分の店を持つことが夢でした。製菓の専門学校を卒業し、地元へ戻りたいと考えていましたが、求人が少なく東京へ就職。焼き菓子やスイーツを作っていました。
地元に戻ることを考えたときに、自分のやりたいことをするには店を持つのが一番だと思い、出店を決意。パンダのキャラクターが好きなこととパンにちなみ、子どもから大人まで分かりやすいベーカリーぱんだという名前にしました。
▽豊富な品揃え
自分の好きな商品を見つけてほしいという思いから、毎日20種類以上、約150個のパンを用意。惣菜パンから菓子パンまで、幅広く作っています。おすすめはクリームパン。甘さ控えめの手作りカスタードで仕上げています。日替わりのメニューも用意。季節の食材をあんにしたあんぱんやオリジナルメニューなど自分の食べたいパンを考案して、商品にしています。
▽今後の目標
苦労はありますがパンを作ることが楽しく、やりがいを感じています。オープンして2カ月が経ち、おいしいという声やリピーターが増えてきてうれしいです。現在はパンと焼き菓子を販売していますが、洋菓子やスイーツなど作りたいものがたくさんあります。品揃えを増やしたり変えたりしながら、何度来ても飽きない、長く続く店にしていきたいです。
自分のお気に入りのパンを見つけに、ぜひお越しください。
Name:中野 佐紀(なかの さき)さん(湊・26歳)
Profile:ベーカリーぱんだ
営業時間…10時~17時(売り切れ次第閉店)
定休日…水・木曜日
住所…夏井町大崎14-29-8
■集まれ!元気の輪
▼久慈ポンポン
久慈ポンポンは60代から80代の女性20人で活動するチアダンスクラブです。もとは100歳体操事業の一環でチアダンスをしましたが、もっと体を動かしたいという思いから平成29年にクラブを結成しました。
講師の小深田夏海(こふかたなつみ)先生の指導を受け、振りや立ち位置移動を楽しく練習。成果は市民芸術文化祭や生涯学習の集いなどで披露しています。
メンバーは市内全域からいつでも募集中。チアダンスは頭と体両方の運動になります。一緒にリズムにのって踊りませんか。興味のある人はぜひ問い合わせください。
代表:田面 三枝子(たおもて みえこ)さん
活動場所:長内市民センター【電話】52-7400
活動日:毎週水曜日10時~11時
■My life in Kuji
市内の小・中学校で英語を教えているALT(外国語指導助手)の皆さんが、久慈で生活していて感じたことなどを紹介するコーナーです
▼美しい鳥、タカ
昼休みに散歩をしているときに、新長内橋の上でタカを見かけ、近寄って写真を撮ることができました。タカは私と一緒に、川や山をしばらく眺めてから飛び去っていきました。実はタカに近づいて写真を撮ることができたのは、今回が初めてではありません。彼らは人をあまり怖がっていないようですね。
私はタカがとても美しい鳥だと思います。彼らは大きく、飛んでいる姿は非常に優雅です。目のせいで、いつも真剣な顔をしているように見えます。急降下して小さな犬や猫を捕まえてしまうと、彼らを怖がる人もいますが、実際に起こった話を聞いたことがありません。2羽のカラスが、卵を奪おうとしたタカを攻撃しているのを見たことはありますが。
私はいつもバードウォッチングを楽しんでいます。久慈でもっといろんな鳥を見たいと思っていますが、見るなら争いをしていないときの鳥がいいですね。
ローレン・ブーカーさん
インディアナ州・24歳/長内小、宇部小、長内中、宇部中、山形地区の小中学校を担当
■市民センターだより
▼中央市民センター事業紹介
▽中央市民センターの津波避難訓練
中央市民センターはサークル活動や会議などの会場として、年間延べ1万7千人を超える人に利用されています。いつ、どこで起こるかわからない災害に備え、中央市民センターを利用する自主サークルと町内会に参加を募り、10月28日に「中央市民センターの津波避難訓練」を実施しました。
前半は、久慈市社会福祉協議会と障がい者観光サポーターの会の協力を受けて、支援が必要な人とともに避難するための講話を聞き、車いすと白杖を体験しました。車いすに乗って押してもらう、目隠しをして階段を歩くなど障がいを持つ人の立場での体験は、支援について考えるきっかけになりました。
後半は職員を含めた65人が、中央市民センターの避難場所と避難経路を確認するため、久慈東高等学校まで徒歩で移動しました。車いすを押し、避難目標地点を確認しながら、全員が30分以内に避難場所に到着。「思ったより近いね」との感想もあり、備えあれば憂いなしを実感した事業となりました。
問合せ:中央市民センター
【電話】53-4606
■協力隊つうしん
▼活動を本格化しています!
地域おこし協力隊に就任してまもなく半年が経とうとしています。
就任してすぐ受講し始めた「三陸ジオパーク認定ガイド」の認定講座もあと1回。それが終われば、筆記と実技試験を受けるだけとなりました。狩猟免許の第一銃猟免許試験は満点で合格。狩猟免許の「わな免許」は持っているので、久慈地方猟友会にも入会し狩猟者登録も済ませました。まだ狩猟そのものは行っていませんが、猟友会の先輩たちにやり方を教えていただく予定です。
昨年は自分も参加し、協力隊に応募するきっかけとなった「おためし地域おこし協力隊ツアー」が10月の連休に開催され、小袖海岸や街中で自分なりの街歩きガイドを担当させていただきました。参加した皆さんには久慈を気に入っていただけたでしょうか?ゲストハウス運営はいろいろ調べている最中です。使えそうな空き家などがあれば良いのですけど。
松井 淳二さん(まつい・じゅんじ 60歳)
令和6年7月着任。京都府京都市出身。狩猟やガイド、アウトドアイベントの企画に取り組む。
地域おこし協力隊:移住定住促進を目的に、都市部からの移住者に対して市が委嘱。カフェを中心とした地域の活性化、新規漁業者の確保や水産物の高付加価値化への取り組み、農泊事業の実践と推進、地域資源の商品開発・販路拡大PRなどを行います。
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