■うつ病とはどんな病気?
うつ病は、気分(感情)障害に分類される代表的な疾患のひとつです。一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった心理的な自覚症状とともに身体症状が現れます。
うつ病はつらい体験や悲しい出来事のみならず、結婚や進学、就職などの嬉しい出来事の後に発症することもあります。性格傾向や遺伝的要因、慢性的な身体疾患、妊娠や出産といった内分泌変化も発症要因のひとつです。うつ病を引き起こす要因はひとつではなく、生活の中のさまざまな事象が複雑に結びついて発症します。
こころの病気は、本人は気づきにくいものです。「ちょっと疲れているだけ」、「まさか自分が」などという思い込みが対応を遅らせ、症状を悪化させてしまうケースもあります。早期発見のためには周囲の人の気づきがとても重要です。家族や身近な人に気になる変化や行動があったら、さりげなく声をかけてみましょう。あなたの勇気と行動で救える命があります。
Q1 特別なひとだけかかる?
日本では、100人に6人程が生涯でうつ病を経験しているという調査結果があり、誰もがかかる可能性があります。
Q2 放っておけば治る?
気の持ち方で治るものでなく専門機関に相談、受診など早めの対応が必要です。
Q3 症状は精神症状のみ?
不眠や頭痛、肩こり、食欲低下などの身体症状もみられます。
◇心身に現れる変化のサイン
下表のような体やこころの状態の不調が2週間以上続いていたら、専門機関への相談や受診など早めの対応が必要です。
◇相手の話を聴くときは…
・結論をせかさず、じっくりと話を聞く
・安易に激励しない
・相手を否定するようなことは言わない
上記の点に注意しながら相談を受けます。あなた一人で支えきれない場合は決して無理をせず、第三者に相談したり専門家に助言を求めたりしましょう。
※相談方法は電話、面接。面接を希望する場合は事前に連絡ください。
問合せ:保健推進課
【電話】61-3316
<この記事についてアンケートにご協力ください。>