令和6年度、秋の叙勲・褒章が発表されました。
市内の受章者の皆さんを紹介します。
■地方自治功労 瑞宝双光章
中居 正剛(なかい せいごう)さん(長内町・71歳)
昭和53年、久慈市に採用され、退職に至るまでの36年間、地方自治の進展に尽力。退職後は2期5年にわたり副市長としての重責を担い、市政発展に貢献しました。
受章にあたり「東日本大震災や台風など災害対応に奔走した副市長時代でした。今回の受章は、これまで職員一丸となって取り組んできた成果を私が代表して受けたものだと思います。改めて職員の皆さまに深く感謝します。後輩たちには、千変万化(せんぺんばんか)の時代の中で常に新しい発想を取り入れながら業務にあたってほしいです」とエールを送りました。
■消防功労 瑞宝単光章
大下 悦保(おおした えつお)さん(枝成沢・80歳)
昭和51年に消防団に入団。平成12年からは副分団長を務め、48年間の長きにわたり、地域防災に献身的に取り組みました。
受章にあたり「入団当初は屯所に水道設備が無く、設備の整わない状況で活動を始めました。誰かがやらなければならないとの思いで、団活動に尽力。警報が鳴れば出動し、住民への注意喚起に奔走しました。
水害の少ない山手の地域ですが、乾燥する時期には山火事の危険が高まります。地域住民の一人として、地域全体の防災意識をさらに高めていきたいです」と思いを語りました。
■消防功労 瑞宝単光章
四役 利治(よつやく としはる)さん(長内町・77歳)
昭和50年に消防団に入団。平成28年からは副団長として団員を導き、消火活動や防火思想の普及、施設の整備に尽力しました。
受章にあたり「練習を重ね、地区消防操法競技会で優勝。町内をパレードした中で拍手を送られたことが印象深いです。東日本大震災では行方不明者の捜索に従事。野田村まで捜索に出たことが思い出されます。
家族には活動をサポートしてもらい、負担をかけましたが、温かく見守ってくれました。活動を理解してくれた職場や共に活動した仲間、協力してくださった地域の皆さんにも感謝しています」と語りました。
長年にわたる活動の功績・功労により、次のみなさんが大臣表彰を受けました。
※詳しくは本紙をご覧ください。
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