10月5日~15日に開催された第78回国民スポーツ大会(旧称:国民体育大会)が佐賀県で開催。たくさんの市出身選手も出場しました。このコーナーでは、入賞した選手のみなさんを紹介します。
■陸上競技成年男子100m第1位
大上直起(おおかみなおき)さん
青森ASUNARO/久慈東高等学校出身
久慈小学校5年生のときに特設陸上部でキャリアをスタート。久慈中学校、久慈東高等学校と陸上部に所属しました。仙台大学に進学すると4年生時に10秒35、大学院2年生時に自己ベストの10秒15(岩手県記録)を記録。令和6年4月から青森県のクラブチームに所属しています。
スタートの際に体が浮かないように、水平に出るイメージで練習してきました。準決勝では、向かい風の中自己ベストに迫る10秒16(青森県記録)を記録。手応えを感じていた中で、優勝できてとてもうれしいです。
直近の目標は来年の東京世界陸上の選手に内定すること。将来的には日本の選手といえば自分の名前や顔が浮かぶような、存在感の大きい選手になりたいです。ここまできたら9秒代を記録することもそうですが、常に最前線で戦っている選手を目指していきます。
久慈は空気が合うというか、すっと自分になじむ感じがしています。自然も豊かで時間の流れがゆっくりな感じが好きです。自分が直接なにをできるかは分かりませんが、走っている姿で久慈に元気を与えたいです。
■ウエイトリフティング成年男子96kg級クリーンandジャーク第5位
ウエイトリフティング成年男子96kg級スナッチ第8位
ウエイトリフティング成年男子96kg級トータル第5位
四役航大(よつやくこうだい)さん
日本体育大学/久慈工業高等学校出身
高等学校から競技を始め、大学では基礎的なところから練習を積み上げて来ました。国民スポーツ大会には、全日本学生選手権大会に向けて調整している中で出場。スナッチでは130キロ、クリーンandジャークでは165キロを記録し、自己ベストの140キロ、175キロには届きませんでしたが、入賞することができて一安心しています。
大学生活最後の大会となる全日本学生選手権では、優勝を目標に大学4年間の集大成となるような大会にしたいです。
■陸上競技成年男子砲丸投第7位
夏井勇輝(なついゆうき)さん
小山田工業所/久慈高等学校出身
週5回仕事終わりに2時間程度の練習を続け、大会前は投げ込みの数を増やすことに取り組みました。県が主催した国民スポーツ大会に向けた練習合宿へも参加。練習量を確保し、調整を続けてきました。
大会記録を考えると、自分の自己ベストの記録を出しても入賞は難しい位置にいましたが、本番では自己ベストに近い記録を出すことができ、入賞することができました。国民大会への出場は2年前に続き2回目でしたが、入賞は初めてでとても嬉しいです。
今後は日本記録の更新を目指して頑張っていきます。
■陸上競技少年女子共通走幅跳第7位
大道空(おおみちそら)さん
久慈高等学校
大会の1カ月前に助走を変更して出場。もっと記録を伸ばしたかったですが、まずは入賞できて良かったです。1年生で出場したときは、1本目に記録を伸ばせず、ファールもありました。今回は1本目からいい記録を出せたので、成長を感じています。
高校の3年間はスランプも経験しましたが、課題を改善して最後に納得のいくシーズンを送ることができました。指導していただき、他の指導者ともつないでくれた顧問に感謝しています。
来年は後半でも記録を狙えるスタミナをつけること、助走を早くすることに力を入れ、世界で戦える選手を目指していきます。
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