■きょうだいも支援が必要
1月21日、市や久慈地域障害者自立支援協議会らが、障がい理解講演会「きょうだい支援で大切なこと」を久慈市総合福祉センターで開催。約70人が参加し、病気や障がいがある兄弟姉妹を持つ「きょうだい」について理解を深めました。
きょうだいの交流支援や普及啓発を行っているシブリングサポーターいわてが講師を務め、きょうだいは不安や寂しさ、嫉妬などが内面化し、長期化すると体や心に症状が現れるケースがあることを説明。支援の必要性を訴えました。自身がきょうだいである寺澤綾菜(てらさわあやな)さんは、不安やプレッシャーを自分の中で解決しようとし、誰かに頼る考えがなかった経験を紹介。きょうだいが主役になる機会や多くの大人との関わりが重要であることをあげ、きょうだいとの時間も大切にしてほしいと呼びかけました。
障がい者支援に携わっている参加者は「当事者から経験や思いを伝えてもらうことはなかなかなく、貴重な経験でした。きょうだいの状況を認識しながら支援していきたいです」と思いを語りました。
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