■9月は「こころに寄り添い いのちを守る いわて」月間です
当市は以前から自殺死亡率(人口10万人あたりの自殺者数)が高く、平成17年は56.2と非常に高い状況でした。関係機関と地域の皆さんのご理解とご協力により、自殺者数の増減はあるものの、中長期的にみると減少傾向にあります。
「誰も自殺に追い込まれることのない久慈市」を目指し、今後も取り組みを進めていきますので、引き続きご理解とご協力をお願いします。
自殺死亡率の年次推移(人口10万対)
◆あなたにできること
◇サインに気づく
思い詰めた人は、何らかの心のサインを発しています。気分の落ち込みやイライラなどの心の変化だけでなく、不眠や食欲不振、頭痛など体や行動にも変化を表します。あなた自身や周りの人がいつもと違うと感じる、その「気づき」が大切です。
心のサインの例:
・怒りっぽくなる
・涙もろくなる
・やる気がなくなる
体のサインの例:
・肩こりや頭痛
・寝つきが悪くなる
・食欲不振、食べ過ぎる
◇話を聴く
話を聴くだけでは何もならないと感じる人もいると思いますが、傾聴は悩みを抱えている人への大きな支援となります。
ポイント:
・時間をかけて、相手の話に耳を傾けましょう
・相手を心配していることを伝えましょう
・相手を尊重し、感情を否定せず、誠実に対応しましょう
・話を聴いたら「話をしてくれてありがとう」「大変でしたね」とねぎらう言葉を伝えましょう
◇つながり、見守り
もしも自分が悩んでいるときは、一人で抱え込まず、周りにいる誰かに気持ちを伝えてみませんか?つらい、しんどいという思いが押し寄せてくるとき、身近な人からの一言や思いやりが救いになることがあります。人と人との結びつきが安心につながります。いつもと違うと感じたら、専門機関を受診することも大切です。
周りの人が困っていたら「私もいるんだよ」という気持ちで見守ってあげてください。誰かが自分のことを思ってくれることは、とても心強いです。状況によっては、専門機関へ相談や紹介をしましょう。中には専門家の相談を望まない人や相談先につながらない人もいます。その場合も温かく見守ることが支援の第一歩です。
◆市内にある相談窓口
問合せ:保健推進課
【電話】61-3316
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