文字サイズ
自治体の皆さまへ

FSC(R)森林認証 取得継続へ

9/18

岩手県住田町

皆さんは「FSC(R)森林認証」という言葉を聞いたことはありますか?聞いたことがなくても、紙製パッケージなどでロゴマークを見たことがある方は多いのではないでしょうか。
本町では、町内の森林(町有林全域と私有林の一部)でグループを作り、FSC(R)森林認証を取得しています。
今年度も審査機関による審査が行われ、FSC(R)森林認証の取得継続が認められる見通しとなりました。

■FSC(R)森林認証って?
FSC(R)森林認証とは、「環境・社会・経済の面で持続可能な森林管理が行われていること」を認証する国際的な制度です。
具体的には、森林が計画的に管理されているか、特に守られるべき貴重な森林区域や動植物が守られているか、環境に負荷をかける作業をしていないか、管理に関わる労働者の権利は守られているか…など、世界共通の原則と基準が決められており、それらについて毎年審査機関による審査が行われます。審査の結果、認められれば「FSC(R)森林認証を取得している」、つまり「国際的にも適正と認められる方法で森林を管理している」ということになります。
写真にあるロゴマークはFSC(R)森林認証を取得している森林から生産された木材から出来た製品だけがつけることができるマークです。普及が進んでいるヨーロッパなどでは、このマークがある商品を意識して選ぶ人も多いようです。

■本町とFSC(R)森林認証
本町では世界的にも高いレベルで森林を管理することが大切だと考え、平成16年にFSC(R)森林認証を取得して以来、継続して審査を受けてきました。
本町では、「住田町森林認証グループ」に加入し、FSC(R)やグループの定めるルールに則った方法で作業をしていただいている私有林に対し、再造林や森林の手入れ、木材生産の際の費用を支援することで、認証林の適切な整備や認証林からの木材生産を後押ししています。

■今年度の審査結果
今年の審査は、9月13日から15日の3日間にわたり行われ、審査の項目は森林境界の管理、希少動植物の保護、ニホンジカ食害対策、認証対象林での作業安全の確保など、多岐に渡りました。また、業の現場で働く労働者に対して、労働安全の実態などについてのインタビューも行われました。
審査の結果、現地の作業の方法には大きな問題はなく、継続して認証を取得できる見込みとなりました。
本町では審査結果をしっかりと受け止め、これからも適切な森林の管理に努めていきます。

■森林をお持ちの方へ
気仙地方森林組合が住田町森林認証グループの事務局となっています。関心のある方は気仙地方森林組合(【電話】46-2621)までお問合せください。

問合せ:林政課 林業振興係
【電話】46-3868

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU