令和4年度住田町決算報告(1)

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2023.09.29 岩手県住田町

令和5年9月議会定例会において令和4年度一般会計・特別会計・公営企業会計の決算が次のとおり認定されました。
歳入決算額は、前年度決算に比べ4億6970万円減の52億7577万円、歳出決算額は、前年度決算に比べ3億3133万円減の51億8774万円となりました。
町総合計画に掲げる「医・食・住」の重点施策を中心とした事業に加え、新型コロナウイルス感染症対策として子育て世帯への臨時特別支援事業、使って応援住田チケット発行事業などの各種事業を実施しました。
町の財政状況は、国が法律で定める基準である健全化判断比率および資金不足比率を下回っていることから、健全な状態にあると言えますが、物価高騰など厳しい社会情勢が続いているため、今後も効率的・効果的な予算執行を図っていきます。

01　一般会計決算
歳入決算額　52億7,577万円

歳出決算額　51億8,774万円

▼歳入
地方交付税…一定のサービスを確保するため人口や税収に応じ国から交付されたもの
国庫(県)支出金…町が行う事業に対する国(県)からの補助金など
町債…町の借入金
繰越金…前年度の余剰金が繰越されたもの
繰入金…町の他の特別会計や基金(貯金)からの繰入金
依存財源…国または県からの交付またはその意思決定による財源
自主財源…町が自主的に徴収できる財源

▼歳出
物件費…賃金、旅費、委託料などの消費的な性質のある経費
人件費…自治体の職員の給与や退職金のほか、議員の報酬
補助費等…各種団体に対する助成金や一部事務組合への負担金など
公債費…町が借り入れた借金の元利償還金など
普通建設事業費…道路や公園、学校などの公共、公用施設の新設や改修にかかるお金
扶助費…児童手当や乳児や高齢者、障がい者などに対する支援に関する経費
繰出金…一般会計と特別会計間の予算の相互充用と定額運用基金などに支出するお金
その他…維持補修費、災害復旧事業費、積立金、投資および出資金、貸付金

02　令和4年度に実施した主な事業
▼子育て世代への臨時特別支援事業　2,795万円
原油価格・物価高騰の影響を受ける子育て世代の負担軽減を図るため、県の補助を受け、児童手当に合計30,000円の上乗せ給付を行いました。また、高校生および基準日以降の出生児に対しても町独自で合計60,000円の給付を行いました。

▼使って応援住田チケット発行事業　9,039万円
新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受けた町内事業者を応援するため、使って応援住田チケット「すみチケ+」を発行し、地域の活性化を図りました。

▼電気料金等物価高騰対応分給付金給付事業　5,060万円
町内の全世帯に対して、1世帯あたり25,000円を支給し、電気料金などの物価高騰に対する支援を行いました。

▼仕事・学びの場創出事業　1億1,458万円
多様な人々が集まり交流することで、地域課題の解決や新たな価値を産み、定住促進につなげる施設として「仕事と学び複合施設-イコウェルすみた-」を整備しました。

◆各費目ごとの主な支出内容
○衛生費　4億1,004万円
・健診・健康相談事業　1,050万円
・新型コロナウイルスワクチン接種事業　2,455万円
など

○土木費　3億2,819万円
・町道新新設改良　8,315万円
・道路維持費　6,596万円
など

○総務費　13億2,841万円
・有線テレビジョン放送事業　4,716万円
・自治体DX推進事業　696万円
など

○農林業費　3億856万円
・シカ等有害捕獲事業　1,418万円
・町有林造成事業　4,549万円
など

○消防費　2億3,051万円
・消防車両購入　1,918万円
・防災行政無線維持管理　584万円
など

○民生費　11億7,275万円
・交通対策事業　2,275万円
・岩手沿岸南部広域環境組合負担金　8,450万円
など

○商工費　2億2,752万円
・滝観洞周辺施設整備　1,245万円
・種山ヶ原水道施設工事　6,985万円
など

○教育費 4億4,221万円
・住田高校魅力化事業　1,555万円
・教育情報機器等賃貸借　887万円
など

03　特別会計決算
特別会計とは、特定の事業を行うため一般会計と区別して別個に処理するための会計です。各会計の決算について以下のとおりお知らせします。