文字サイズ
自治体の皆さまへ

迎春 令和6年新年のごあいさつ(1)

2/16

岩手県住田町

◆住田町長 神田 謙一
明けましておめでとうございます。皆さまには謹んで新春のお慶びを申し上げます。
日頃より町政に対しまして、多大なご理解、ご協力を賜り、心から深く感謝を申し上げます。
また、1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする地震により、亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、約4年に渡り苦しめられてきた新型コロナウイルスが、感染症法上の分類が2類から季節性インフルエンザと同様の5類に引き下げられ、ようやくコロナ禍前の日常が戻りつつあるように感じております。
そういった中で町内でも、新型コロナウイルスの影響で延期していた世田米・有住地区の式年大祭の挙行、また、夏まつりや産業まつりなどの町を代表する催しが通常開催されるなど、町に大きな賑わいがもたらされました。町民の皆さまには、これまでの新型コロナウイルス感染症対策につきまして、マスク着用や手洗いなどの基本的な感染防止対策や慎重な行動の実践にご理解とご協力をいただきましたことに対し、厚く御礼申し上げます。
さらには、首都圏在住の住田町出身者らによる第19回ふるさと住田会の集いが4年ぶりに東京都内で盛会に開催されました。今後も、深い郷土愛を胸に活動を展開され、町の振興に多大なご貢献をいただいているふるさと住田会との連携を強めながら、町の発展につなげてまいります。
世界に目を向けますと、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化をはじめ、イスラエルでの戦闘などの影響により、今なお、国内におけるエネルギー価格や物価が高騰し、日常生活や地域経済に大きく影響を与えております。そのような中、町では、経済対策として町内の飲食店や商店などで使用できる「使って応援住田チケット(すみチケ2023)」を発行。さらに、「すみチケ2023+1」の発行の準備を進めており、物価高騰の影響を受けている町民や事業者の皆さまの支援に努めてきたところであります。
国内では、県内出身のプロ野球選手である大谷翔平選手、佐々木朗希選手が、昨年3月に国内で大きな盛り上がりをみせた第5回ワールド・ベースボール・クラシックで大活躍を見せ、「侍ジャパン」の14年ぶりの優勝に大きく貢献し、感動と勇気を与えてくれたことは記憶に新しいところです。
町内でも、世田米中学校と有住中学校の合同バレー部女子が東北中学校体育大会への出場、世田米中学校総合文化部の全国中学校総合文化祭への出場など若い力が活躍を見せてくれました。住田中学校の新設を控える中ではありますが、町民に明るい話題を届けてくれたと感じております。
町の取り組みとしては、仕事と学び複合施設(愛称:イコウェルすみた)の整備が終わり、昨年5月にオープンいたしました。仮設住宅の部材を再利用して震災の記憶や記録を継承するとともに、リモートワークなどの新たな働き方の受け皿となり、若者にとって町内にいながらさまざまな仕事や働き方ができる環境があることを知ってもらうことで町内への定住率の増加につなげてまいります。
このほか、子育て支援につきましては、3歳以上児の保育料の無償化に加えて、3歳未満児の保育料につきましても、昨年4月から無償化を実施し、子育て世帯の負担軽減に努めてまいりました。
加えて、町が誇る観光地である滝観洞観光センターについて、より一層の観光振興を図っていくため、本年4月のリニューアルオープンに向けて工事を進めております。住田の観光の「北の玄関口」として町内外からの誘客につなげてまいります。
本年も、これまでも示してきた「医・食・住」の3本柱の充実に加え、将来の子どもたちのために、次世代のための町を創るとともに、町民の命、健康、幸せを守る、そんな共生の社会を築いていけるように邁進してまいります。
結びに、町民の皆さまが、健康で健やかにそして楽しい一年になることをご祈念申し上げ、新年のあいつとさせていただきます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU