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自治体の皆さまへ

迎春 令和6年新年のごあいさつ(2)

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岩手県住田町

◆住田町議会議長 佐々木 春一
明けましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、輝かしい新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。
令和5年度中は、改選をはじめ、さまざまな議会活動にご理解、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
また、この度の令和6年能登半島地震で被災された方々に対し、謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。まだまだ余震が続いている中ではありますが、一日も早い復旧・復興がなされますことを、心よりお祈り申し上げます。
さて、昨年9月改選の町議会議員選挙では、定数12人に現職11人と新人1人の12人の立候補となり、住田町議会として初めての女性議員が誕生するなど、新たな議会体制でスタートを切ったところです。しかしながら、前回、前々回に続いて、3期連続の無投票による当選となったことにつきましては、その責任の重さを強く感じています。
昨年は、町民の皆さまから議員のなり手や議会のあり方についてさまざまなご意見をいただいたところでありますが、11月22日から12月12日にかけて「町民と議員との懇談会」を実施したところ、鳥獣被害への対応や耕作放棄地の農地保全、公共交通の充実、自然災害への対応など、地域の実情を踏まえた多種・多様な声が寄せられ、地域の課題解決に向けて活発に意見を交わすことができました。
一方、私たちの日常の生活では、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への大規模な攻撃など世界情勢の混乱と円安は物価高に拍車をかけており、町民生活に大きな影響を及ぼしております。
こうした中、町の経済対策として、プレミアム商品券「使って応援住田チケット」の発行や福祉灯油、非課税世帯や子育て世帯などへの生活支援金の給付など住民や町内事業者に多岐にわたる対策を実施しているところであります。
先が見通せない状況下ではありますが、本年は刻々と変化する情勢をしっかりと捉え、その変化に対応できるように、住民と議会が一体的に議論し合うことが重要であることから、議会議員の果たす役割は大きいと考えます。試行錯誤と対話を深めながらさまざまな施策を実施していくことが、今後の町政運営にとって大きなプラスになるものと考えており、住民の皆さまのニーズをしっかり反映できるように取り組んでまいります。
一つ目は、中学校の統合による新たな教育環境のもと、多くの大人が関わり子どもを育てる「スクール・コミュニティ」の仕組みづくりへの取り組みです。
二つ目は、本町北の玄関口「滝観洞」の受付棟の新築落成により、誘客による観光の振興と交流・関係人口の拡大、移住者を増やし定住を促進していくための、快適な生活環境の整備への取り組みです。
三つ目は、担い手の高齢化や後継者不在の状況が深刻な、農林業への取り組みです。現状のままですと、田畑や森林の荒廃とともに、さらなる田舎離れが加速するものと考えられることから、農林業の経営継続に向けたサポートに取り組んでまいります。
「自分たちの子や孫たちが暮らし続けたい魅力あるまちづくり」という将来像に向かって一歩を踏み出す時であります。
これからも、町民が幸せを感じられる町に「子育てや高齢者にやさしく若い世代や農林業に活気が広がるまちづくり」へ対話しながら協働、共生のまちづくりを積極的に推進してまいります。
結びに、新春の門出にあたり、住田町の限りない発展と、住田町民の皆さまにとりまして、本年がすばらしい年になりますことを心からご祈念申し上げまして、年頭のあいさつといたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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