■児童虐待とは?
親や親に代わる養育者などが子どもに対して行う以下のような行為をいいます。こうした行為は、子どもの心身の成長や人格の形成に重大な影響を与えます。
身体的虐待:殴る、蹴る、叩く、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める など
性的虐待:子どもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触る(触らせる)、性的な写真の被写体にする など
ネグレクト:家に閉じ込める、食事を与えない、不潔にする、自動車の中に放置する、病気になっても病院に連れて行かない など
心理的虐待:言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう など
■虐待通告件数は県内で増加傾向にあります
令和5年度の虐待通告件数は、岩手県内では1,924件。本町を管轄する一関児童相談所では490件でした(いずれも速報値)。
どちらも令和4年度から増加しており、県内では直近の5年間で最多の件数となっています。
■ヤングケアラーへの理解も大切です
ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことです。
子どもが家事や家族の世話をすることはごく普通のことと思われるかもしれません。
しかしながら、世話をすることで子どもが「自分の時間が取れない」「勉強する時間が十分に取れない」などと感じている場合、それは子どもの権利が守られていない状態の可能性があります。中には、自分がヤングケアラーであることに気付いていなかったり、一人で悩みを抱えてしまったりする人がいます。
◇ヤングケアラーが抱える問題の例
・障害や病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている。
・家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている。
・障害や病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている。
・目を離せない家族の見守りや声かけなどの気づかいをしている。
■子どもの権利を守るためには地域の皆さんの力が必要です
虐待などのさまざまな危険から子どもを守るためには、地域の皆さんの力が必要です。児童虐待やヤングケアラーかもと感じた際には、下記までご連絡ください。あなたの1本のお電話で救われる子どもがいます。
※通報は匿名でも構いません。また、通報者の秘密は守られます。
〔24時間・年中無休〕
児童相談所全国共通ダイヤル【電話】189(通話料無料)
〔平日 8時30分~17時15分〕
一関児童相談所【電話】0191-21-0560
町保健福祉課 福祉介護係【電話】46-3862
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