保健だより

6／22

■しっかり食べて健康な体を作りましょう
年末年始は忘年会やお正月などのイベントが多く、美味しい料理やお酒を楽しむ機会が増えます。しかし、食事内容が偏るなど、食生活や生活リズムの乱れから体重が増えやすい時期でもあります。

◇肥満の原因は、摂取カロリーだけではありません
体重の増減は、摂取エネルギーと消費エネルギーの差で決まります。
昔の肥満はただ単に「食べ過ぎ」によるものでしたが、近年、和食中心の食事から洋食化が進み、外食やスーパー、コンビニなどでの惣菜や弁当の利用が増えた結果、肥満の原因は、摂取カロリーだけでなく、食事の質が関係していることが分かってきました。

Q　カロリーが高い食事はどちらでしょうか?
・エビ天うどん
・豆腐ハンバーグ定食

実は、同じ約600キロカロリーの食事です!
カロリーは同じでも栄養バランスが違う!
つまり…
=栄養の「質」が違う!

◇食事の質を見直してみましょう
食べる量を減らして減量しようとすると、一度体重は減りますが、代謝が下がり太りやすくなります。また、必要な栄養素も摂れないため疲れやすく、体調も崩れやすくなります。このことから、しっかり食べて代謝をアップした上で、消費エネルギーを増やし減量した方が効率もよく、リバウンドしにくくなります。
近年注目されているのが、しっかり食べて太りにくい体をつくる「スマート和食」です。以下のポイントを実践し、栄養バランスの取れた「スマート和食」メニューを目指しましょう。

◇「スマート和食」の3つのポイント
(1)脂質を減らしながら、筋肉の材料となるタンパク質を摂りましょう。
(2)糖質を摂取するときは、血糖値の上昇を抑えるため食物繊維と一緒に食べましょう。
(3)飽和脂肪酸(肉や乳製品に多く含まれる)は減らし、内臓脂肪になりにくいオメガ3(青魚に多く含まれるDHA、EPAなど)を積極的に摂りましょう。

問い合わせ：保健福祉課　健康推進係
【電話】46-3862