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自治体の皆さまへ

令和7年新年のごあいさつ

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岩手県住田町

■住田町長 神田 謙一
明けましておめでとうございます。皆さまには謹んで新春のお慶びを申し上げます。
日頃より町政に対しまして、多大なご理解ご協力を賜り、心から深く感謝を申し上げます。
昨年1年を振り返りますと、国内では、元日に最大震度7を記録した「能登半島地震」発生にはじまり、8月には宮崎県日向灘での地震が起因となり、南海トラフ沿いで異常な現象が観測されたことによる「南海トラフ地震臨時情報」の発令、当町でも9月に発生した大雨による倒木の影響で道路が寸断される被害を受けるなど、町内外で多くの災害に見舞われた年となり、あらためて災害に強いまちづくりを進めることが重要であると痛感いたしました。
そのような中ではありますが、8月に開催されたパリ2024オリンピック・パラリンピックでの日本選手団の連日の大活躍、また、本県出身のプロ野球選手でメジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手のワールドシリーズ優勝や指名打者専任の選手としては史上初となるMVPの受賞など、世界を舞台に戦う方々の頑張りが私たちに勇気と元気を与えてくれる1年でもあったと感じております。
さて、町の昨年の取り組みを振り返りますと、4月に「新・滝観洞観光センター」をオープンいたしました。入洞者数は東日本大震災以降最多を記録するなど、町に賑わいをもたらしています。今後も町、地域住民、指定管理者が一体となりながら、町を代表する観光地である滝観洞とその周辺のさらなる魅力化を目指してまいります。
また、医療資源の少ない本町の現状を改善するために、県立大船渡病院による緊急度、重症度の高い患者を病院外で診療するため、必要な医療機器や医薬品などを積み、医師が搭乗する「ドクターカー」の試験運行が4月に当町と大船渡市の間でスタートしました。さらに、住み慣れた地域で暮らし続ける環境づくりを目指し、今後の高齢化社会を見据えた保健・医療・福祉・介護事業などのあり方について、関係機関と連携しながら検討を進めているところであります。
このほか、中学校の統合により新たに住田中学校が開校いたしました。5月に行われた統合後初の運動会では、世田米と有住のソーランを融合させた「住中ソーラン」を披露し、生徒たちが出身地の垣根を越えて一体となった姿を見せてくれるなど、生徒たちの今後ますますの活躍が期待できる素晴らしいスタートを切ることができたと感じております。
本年は、町制施行70周年という、住田町にとって節目の年を迎えることとなります。
この記念すべき年を祝うとともに、町の歴史や文化、町民の皆さまが築き上げてこられた幾多の功績を改めて胸に、次なる町制施行80年に向けて、町政運営にまい進していく所存でございます。
また、本年は新たな総合計画に基づくまちづくりがスタートする年でもあります。現計画で取り組んできた各種施策の効果検証を行いながら次期計画の策定につなげ、将来のありたい姿の実現に向けて、町民の皆さまが安全に、そして安心に暮らせるまちづくりを目指してまいります。さらなる町民の皆さまのご理解とご協力を本年もよろしくお願い申し上げます。

■住田町議会議長 佐々木 春一
明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、輝かしい希望に満ちた新春を健やかにむかえられたことと、心よりお慶び申し上げます。
年頭にあたり、住田町議会を代表いたしまして、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
また、日頃から町議会への深いご理解と議会活動に対する温かいご支援・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、能登地方の震災と豪雨被害、全国各地での異常気象による気象災害が発災いたしました。また、長引くウクライナ情勢などの影響による原油や物価の高騰、さらには記録的猛暑や円安などの影響により、米や食料品の価格が高止まりとなるなど、町民生活や商工業経営にも大きな影響があった1年でもありました。
一方、町内では住田中学校の開校、滝観洞観光センター受付棟が新装オープンし多くの観光客で賑わいました。「イコウエルすみた」は全国の企業や学生による滞在研修に活用され、交流・関係人口が広がり、秋の産業まつりでは町内外の方々が訪れ大きな賑わいをみせました。教育面では、小・中・高連携による地域創造学の取り組みにより地域理解が深まり、児童・生徒による独創的な研究発表が行われ、未来の住田に勇気を与えるものでした。
私が議長に就任し1年余りが経過しましたが、その職責の重さを日々痛切に感じております。
議会は、住民の皆さまの負託に応え、議決という最終決定の責務を担っており、その責任は重いものであります。「議決機関」としての重要性を認識し、審議のあり方について議員間での討議を重ね改善を図ってまいります。
今後とも、町民の皆さまと議員各位のご協力を賜り、住田町発展のため全力で傾注してまいります。
町議会においては、議会のDX化の推進に取り組んでおり、タブレット端末でのデータ活用などペーパーレス化に移行できるよう調査・研究を進めております。また、昨年は11月に「住民と議員との懇談会」を開催いたしました。住民の皆さまからの貴重なご意見をこれからのまちづくりに生かし、今後も議会活動の「見える化」を進め、議員のなり手の確保など、議会のあり方や活性化を進めてまいります。町民の皆さまには、引き続き議会に対しまして、ご支援とご協力をお願い申し上げます。
結びにあたり、町制施行70周年と次期総合計画の初年度を迎える住田町にとって新しい年が、夢と希望に満ちた素晴らしい年になりますよう心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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