町では、町民の皆さまの外出の現状や困りごとなどを把握し、目指すべき公共交通ネットワークのあり方を検討するために、このたびアンケート調査を実施しました。
本号では、その調査結果の概要についてお知らせします。
〔アンケート調査の概要〕
対象:町内にお住まいの15歳~79歳の方 1,000人(無作為抽出)
回答数:458件(回収率45.8%)
調査期間:令和6年10月18日~11月1日
■公共交通の利用率
〔アンケート結果〕
・公共交通の利用率は低く、町内4つの交通手段の利用率を平均すると約90%以上の町民が「ほとんど利用しない」と回答している。
・交通手段別で見ると、利用率は「路線バス」、「コミュニティバス」の順で高い。
・年齢別では「10代」が公共交通を日常的に利用(※)している割合が高い。
※「日常的に利用」とは、月数回以上利用している方の合計。
年代別に公共交通を日常的に利用している割合
■外出などを不便と感じることは?
〔アンケート結果〕
・総計では「あまり不便と感じない」の割合が31.1%と最も高く、次いで「少し不便と感じる」が22.6%、「とても不便と感じる」が20.2%となっている。
・年齢別では、「10代」で「とても不便と感じる」の割合が38.5%と最も高くなっている。
■外出しやすくなるために町が取り組むべきことは?
〔アンケート結果〕
・優先して取り組むべき項目の第1位では、「コミュニティバスを維持する」の割合が37.1%と最も高く、次いで「町外に公共交通で行きやすくする」が17.5%、「自宅のそばから利用できる乗合タクシーを運行する」が11.7%となっている。
・優先して取り組むべき項目の第1位~第3位の合計割合では、「コミュニティバスを維持する」の割合が55.7%と最も高く、次いで「町外に公共交通で行きやすくする」が55.1%、「返納者に対して公共交通利用券を配布する」が40.0%となっている。
■町民の皆さんからの意見や提案を紹介します(一部抜粋)
・コミュニティバスは維持してもらいたい。便数が増えるとありがたい。現在子供が通学で利用しているが土日もあると部活で利用できるし買い物も便利になると思います。(40代)
・自宅はバス停も近くバス利用に困ることはないが、バス停が遠いお年寄りのことを考えると乗合タクシーでも良いのではと思う。(50代)
・町外に行きやすくなるといいと思う。1日で数か所を回らなければならないので、乗り放題があるといいなと思う。時刻表や路線図があれば時間やまわり方を確認できるから。(40代)
・冬道は町外へ出かけるのが大変。新幹線水沢江刺駅の往復、朝、夕1本でもあれば。住みやすく元気に過ごせ、健康のために外出するにはバスが一番必要。(70歳以上)
・公共交通や車がないと生活が不便な地域なので免許を返納した方への支援を手厚くすることで、事故なども防ぎ、家族も安心できる手立てが必要だと思う。(30代)
問い合わせ:住民税務課 生活環境係
【電話】46-2113
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