第三セクターの情報公開として、町の出資比率が25.0%以上の第三セクター2法人について、その経営状況などをお知らせします。経営状況等は令和5年3月31日現在のものです。
■一般社団法人 大野畜産公社
設立年月日:昭和50年4月4日
事業内容:町の畜産振興に関する業務(乳用育成牛・肉用牛の預託、粗飼料生産・販売など)
1.資本金の状況
2.役職員の状況(単位:人)
3.財務状況
(1)貸借対照表から(単位:千円)
(2)損益計算書から(単位:千円)
4.第三セクターへの関与の状況
(1)公的支援(単位:千円)
(2)その他(単位:千円)
■大野畜産公社の経営状況
経常収益は、預託頭数の減に伴い管理収入が減となったほか、デントコーンの販売収入も減となりました。経常費用は、前年にも増して配合飼料の高騰が影響し、経常損益が▲14,917千円となりました。一方、除雪業務の増などにより、経常外収益は前年を上回り、収入が確保されたことから、当期損益は68千円と黒字を確保しました。
配合飼料価格や光熱水費の高止まりは、大野畜産公社をはじめ、預託している農家の経営にも大きな影響を与えており、厳しい状況は今後も続くことが見込まれますが、引き続き黒字を確保できるよう、経営健全化方針に基づいた取り組みを進めていく必要があります。
※一般社団法人についての「3.財務状況」は公益法人会計基準に読み替えて作成しています。
貸借対照表:純資産→正味財産合計
損益計算書:損益計算書→正味財産増減計算書、総収入(売上高+営業外収益+特別利益)→総収入(経常収益+経常外収益+当期指定正味財産増価額)、経常損益→当期経常増減額、当期損益→当期一般正味財産増減額、減価償却前当期損益→当期一般正味財産増減額+減価償却費、出資金→入会預り金
(注1)純資産の金額が▲(マイナス)になると、債務超過となります。債務超過になると、その法人を解散したとき、資産を全て処分しても、借金を返済することができないことになります。
また、金融機関にとっても融資金を回収できないリスクが懸念され、融資を断ったり、担保や保証人を要求したりするといった影響が考えられます。こうして、資金繰りが苦しくなり、経営悪化に拍車がかかる悪循環を生じやすいということになります。
(注2)町が第三セクターに対して貸付を行っている際に、万が一その第三セクターが経営破たんすると貸付金の回収ができなくなり、町の財政運営に大きな影響を及ぼす可能性があります。
(注3)「損失補償」とは、資金の貸し手と町との間で締結される契約で、第三セクターが借入金を返済できなくなるなどの事態が生じた場合に、町がその損失を補償するというものです。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>