■この町の価値を感じてほしい
こんにちは。ローカルデザインプロジェクト推進員の川崎です。
3〜4月にかけてお披露目会や展示販売会を行った〔酪〕という木の器のプロダクトデザインを担当させていただきました。
プロジェクトの背景はfumotoでお配りしている〔かわらばん-酪号〕に記載されていますが、この製品がどのようにして形作られたのかを、プロダクトを担当した私の視点からご紹介します。
〔酪〕シリーズは「この土地の技術や歴史を大事にしながら、新しい価値を見出せる形とは?」という問いから作られた木の器です。
プロジェクト発足後、形を検討するために旧大野村の資料を模索し見つけたのは、生乳を加工して作ったアイスクリームを木のカップで食する村民の写真でした。この土地で続く木工と酪農を再び結ぶ、そんな器をこの時代に作るとしたら…という気持ちを抱きながらデザインしています。
日々の使い勝手や現代の生活様式なども考慮しながら製作し、最終的にはアイスクリームカップのような形のシリーズとなりました。
一見とてもかわいい木のカップですが、素敵な木目やフォルムだけでなく、制作の経緯や町そのものにも価値を感じていただけたら幸いです。
制作や展示販売の際にご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
(町地域おこし協力隊・ローカルデザインプロジェクト推進員 川崎優大(ゆうだい))
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