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自治体の皆さまへ

新春企画(1) 新年のごあいさつ

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岩手県洋野町

■行政
希望を持って生活できる 持続可能なまちづくりに取り組む
洋野町長 岡本正善(おかもとまさよし)

令和6年の年頭に当たり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
町民皆さまには、希望に輝く新春をお健やかにお迎えのことと存じ、心からお喜び申し上げます。
顧みますと昨年は、新型コロナウイルス感染症もようやく落ち着き、「たねいちウニまつり」や「北奥羽ナニャドヤラ大会」などのイベントをコロナ禍前の規模で開催し、多くの来場者でにぎわいが戻り、大変感慨深く、うれしく思いました。
9月には、消防団や婦人消防協力隊、自主防災組織の協力のもと、4年ぶりに防災訓練を実施し、津波や土砂災害を想定した避難訓練と避難行動要支援者の個別支援に取り組みました。
子どもたちにおいては、洋野ベースボールクラブが全日本学童軟式野球県大会などで優勝し、全国大会に出場したほか、大野中卓球部男子個人および団体、中野中ソフトテニス部男子個人、種市中特設陸上部男子共通砲丸投で、それぞれ全国大会出場を果たしました。
産業面においても、2年連続となる県木炭品評会農林水産大臣賞受賞や、乳牛の品評会である東日本デイリーショー3部門でチャンピオンに輝くなどの活躍が見られたほか、個人や団体の受賞には枚挙にいとまがなく、皆さまがご活躍された1年でありました。
さて、急激に進行する少子高齢化や物価高騰などにより、本町を取り巻く環境は一段と厳しい状況にあります。
このため、本年は、最重要課題である人口減少対策への取り組みを加速するとともに、各種経済施策や福祉施策を推進し、生活に安心と希望を持てるまちづくりに取り組んでまいります。
特にも、移住定住施策として進めております角浜地区定住促進団地においては、子育て世帯の移住が実現してまいりましたことから、今後はさらに、住宅需要に対する空き家バンク制度の活用等のほか、新たな定住促進団地の整備も視野に入れ、「魅力ある住み続けたい町」となるよう取り組んでまいります。
また、先人から受け継いだ豊かな自然を守り、次の世代に受け継いでいくため、ウニ増殖溝を活用した「つくり育てる漁業」の一層の推進と農林畜産業をはじめとする産業の更なる振興に取り組むとともに、危惧される巨大地震に備え、一人の犠牲者も出さないための地域防災に注力し取り組んでまいります。
さらには、教育と連携して、地場産業の人材確保を目指した魅力的な教育の提供に取り組むことも重要と捉え、海洋教育と連携した担い手育成や産業教育を掛け合わせたキャリア教育などを進め、将来を担う子どもたちを主体とした、安心安全に希望を持って生活できる持続可能なまちづくりに向けて、全力で取り組んでまいります。
結びに、本年が皆さまにとりまして、健康で幸多き年となりますよう、心からご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。

■議会
町民の希望に応えるべく 誠心誠意努力していく
洋野町議会議長 水上和男(みずかみかずお)

明けましておめでとうございます。
令和6年の年頭に当たり、町議会を代表いたしまして、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
町民皆さまには、輝かしい新春をご家族お揃いで、お健やかにお迎えのことと存じ、心からお喜び申し上げます。
昨年は、これまでの「成人式」が「二十歳のつどい」と名称を改めて開催され、二十歳を迎えられる方々の、郷土洋野町で活躍される未来が期待されたところであります。
新型コロナウイルス感染症については、5類感染症移行後においても、ワクチン接種が順調に進められておりますことから、生活や各種行事も以前の状態へと戻ってまいりました。
イベントでは、4年ぶりに「たねいちウニまつり」、「種市夏まつり」を開催できたことは、大変喜ばしいことであり、さらに「マリンフェスタ」や「シーサイド花火大会」、「北奥羽ナニャドヤラ大会」など、各種団体主催のイベントも盛大に開催されております。
また、三陸沿岸道路「洋野種市IC」のフル化整備が鋭意進められているほか、広域観光の拠点として、道の駅「いわて北三陸」が4月19日にオープンし、広域市町村圏の玄関口として、三陸沿岸道路の利用者に対して構成市町村への誘導を図り、関係人口の増加が期待されます。
スポーツ面では、日本陸上競技選手権大会男子100メートルに出場した灰玉平侑吾(ゆうご)選手が見事7位入賞という快挙を成し遂げたほか、ソフトテニス、卓球、野球をはじめとする各種競技において、全国レベルの大会で、多くの上位入賞を果たすなど、本町出身アスリートの活躍には目を見張るものがあり、我々町民に勇気と希望を与えていただきました。
6月には、町議会議員選挙が行われ、6月23日の臨時議会で正・副議長などが決まり、新たな議会体制でスタートを切ったところであります。
町議会といたしましては、これまで心血を注ぎ郷土を築いて来られました先達の気概と誇りを継承しながら、新しい議会の在り方についても、議会内で協議を進めるとともに、本町の最高議決機関であることを深く心に刻み、常にその責任と自覚をもって、第2次総合計画後期基本計画「海と高原の牧場絆をつなぎ輝く未来を拓くまち」の将来像実現へ向け、町当局と建設的な議論を重ね、そして力を合わせて、町民の希望と期待に応えるべく、誠心誠意努力してまいる所存であります。
さらに、本町が抱える課題解決に向け、県町村議会議長会や北部地区町村議会議長会などを通じた国・県への要望活動を積極的に行い、産業振興などの推進に向け、取り組んでまいりますので、皆さまの一層のご支援をお願い申し上げます。
結びに、皆さまにとりまして、健康で実り多い、希望に満ちた年となりますようご祈念申し上げまして、新年のごあいさつといたします。

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