夏は急に葉が枯れる「ナラ枯れ」被害が確認しやすい季節です。
■ナラ枯れとは…
「ナラ枯れ」は、ナラ類の樹木を枯らす「樹木の伝染病」です。ナラ菌と呼ばれるカビの仲間が病原菌で、昆虫のカシノナガキクイムシ(以下「カシナガ」という)を媒介して広がります。
カシナガは、ナラ類に飛来して穿入し、ナラ菌を感染させます。感染した木は、幹の内部が黒褐色に変色し、水分が上昇しなくなり、急速に枯れてしまいます。
■被害木の特徴は?…
ナラ枯れの被害木の特徴は
・真夏から夏の終わりにかけて急に葉が枯れ、茶色や赤茶色になる
・幹にはカシナガが穿入した直径2ミリほどの穴がたくさんある
・穿入した穴から大量のフラス(木くずと虫の排泄物が混じったもの)が出て、根元や樹皮に堆積します。
■ナラ枯れを防ぐには…
早期発見、早期防除が最も重要ですが、被害が拡大すると防除が困難になります。森林の若返りにより、被害を受けにくい森林づくり効果があると言われており、若い森林に更新するための制度がありますのでご活用を検討ください。詳しくは、県北広域振興局林務部(【電話】53-4984)までお問い合わせください。
■町では…
これまで確認された被害木の防除は完了しました。今後は、パトロールを行い被害木の早期発見につなげるほか、森林所有者などからの情報提供も必要となりますので、発見したときは農林課(大野庁舎【電話】77-2113)までご連絡ください。
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