■学校給食のヒミツ
学校給食は子どもたちの成長に必要な栄養補給のほかにも、衛生面など気を付けなければいけないことがあります。今回は普段お見せできない給食のヒミツをご紹介します。
給食センターの朝は健康チェックや身支度、手洗いから始まります。ウイルスによる食中毒や髪の毛などの異物混入を防ぐため、とても大切なポイントです。次に材料が届き、下処理を始めます。お米は1日に30キログラム洗い、ガスの炊飯釜で炊き上げます。野菜や果物は確実に汚れを落とすため、3つのシンクで3回洗わなければなりません。キャベツなどは1枚ずつ葉を剥がして洗うので、下処理だけで1時間以上かかります。
洗った野菜は、料理に合わせ調理しますが、給食は生の野菜を出すことができません。サラダは野菜を90℃以上で蒸した後、10℃以下まで急速冷却し、調味料と和えて歯ごたえが出るように作っています。おかずや汁物などの料理も必ず90℃以上で加熱します。調理が終わり給食車が出発したら、調理に使った機械や器具などの洗い物を済ませ、室内を消毒して午前の作業が終わります。
午後は子どもたちが残した給食の計量から始まります。残食が多い日はとても悲しいです。食器や食缶はきれいに洗い熱風で消毒し、給食車や各部屋を掃除して次の日の給食の打ち合わせをします。
学校給食のヒミツはいかがだったでしょうか。調理中は気を付けなければいけないことがたくさんあるので緊張感がありますが、洋野の子どもたちに安心でおいしい給食を届けるため、これからも一致団結して頑張ります。
農林課
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