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自治体の皆さまへ

11月は糖尿病予防月間

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岩手県滝沢市

■糖尿病の怖さは「合併症」
糖尿病は血液中のブドウ糖(血糖)が増える病気です。血糖値の高い状態が続くと、血管が傷ついて、目や足、脳や心臓など全身に合併症が起こります。糖尿病は、ある程度進行しないと自覚症状が出ないため、気付いた時には重症化しており「人工透析」「失明」「切断」といった、取り返しのつかない事態になってしまうことがあります。

■健診ではHbA1cに着目
血液中のブドウ糖と、赤血球に含まれるヘモグロビンが結び付いた「糖化ヘモグロビン」が血液中にどのくらいあるか(HbA1c)を調べています。おおむね1~2カ月の血糖の平均を調べることができ、普段の食生活が反映されます。
40~75歳の国民健康保険被保険者を対象とした令和4年度滝沢市特定健康診査の結果では、44・2%の人が糖尿病予備群、9・9%の人が糖尿病の診断基準に当てはまっています。皆さんの健診結果は大丈夫か、表1で確認してみましょう。

▽表1 糖尿病の診断基準

■HbA1c7.0%以上で合併症のリスクが高まります 血糖のコントロールがカギ
血糖値の上昇を抑えるには…

▽食事
・1日3食、決まった時間に食べる。
食事と食事の間が空き過ぎると、血糖値が上がりやすくなってしまいます。特に朝食を抜くと肥満につながるため、しっかり食べましょう。
・主食、主菜、副菜をそろえて食べる。
・野菜、きのこ、海藻など食物繊維を多く取る。(白米を玄米に変えることでも食物繊維がアップ)
・夕食は、午後8時までに食べ終わる。
午後8時以降の食事は、エネルギーが体に蓄積されやすくなり、肥満につながります。どうしても遅くなるときは、夕方に補食としておにぎりなどを食べ、帰ってからの夕食は軽めにしましょう。
・おやつを食べるなら1日1回、午後3時頃までにする。

▽運動
・ウオーキングなどの有酸素運動を行う。20分以上続けると、より効果が高くなります。
・週に2~3日、スクワットなどの筋トレをする。
血糖は筋肉で消費されるため、筋肉量の維持が重要です。
・今まであまり運動をしていなかった人は、まずは今より10分多く体を動かすことを目標にする。

問い合わせ:保険年金課
【電話】656-6502

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