■11月8日は「いい歯の日」
いつまでもおいしく、楽しく食事を取るために口腔内の健康は欠かせません。毎日のセルフケアに加え、日頃の定期点検が必要です。
歯科検診を受診しましょう!
▽市の歯周病疾患検診の流れ
1.問診
日常の口腔に関する生活状況の聞き取りや、相談をします。
2.口の状態確認
むし歯、詰め物の状態、歯垢や歯石の付着状況、歯肉や粘膜の状態を確認します。
3.歯肉の検査
専用の器具で決められた歯肉の出血の有無や歯周ポケットの深さを調べます。
4.かみ合わせ・歯並び確認
かみ合わせが悪いと、一部の歯に負担がかかり歯周病が進行しやすくなります。
5.顎の関節の確認
口を大きく開けられるか、痛みがないかなどを確認します。
6.結果説明
検診の結果と治療の必要性について説明があります。
歯周病は自覚症状がないまま進行し、初期の症状は歯肉の腫れや出血、末期になると歯を支える骨が溶け、歯が抜け落ちる恐ろしい病気です。定期的に歯科検診を受け、早期発見・予防することで歯を長く大切に使うことができます。
▼「オーラルフレイル」に注意
オーラルフレイルとは、簡単にいうと「口腔内の虚弱」です。滑舌の低下、食べこぼしや、むせ、かめない食品が増えるなど、口に関する「ささいな衰え」が積み重なった状態です。
このささいな衰えを見過ごしてしまうと、栄養状態の悪化から全身の虚弱につながり、要介護状態になるリスクを高めたり、気分が落ち込みやすくなります。お口の健康を守ることは、身体と心の健康を守ることにつながっています。
▽こんな症状ありませんか
・むせる・食べこぼす
・食欲がない、少ししか食べられない
・柔らかいものばかり食べる
・滑舌が悪い、舌が回らない
・口が乾く、臭いが気になる
・自分の歯が少ない、顎の力が弱い
▽オーラルフレイルの負の連鎖
▼歯科医院を受診しましょう
口腔内の健康のためには、歯科医院の受診と正しいホームケアが大切です。歯ブラシやフロス・歯間ブラシなどの清掃器具は、どれが自分に合っているかを判断するのはなかなか難しいものです。歯科医院を受診することで、治療や歯のクリーニングだけでなく、自分に合った正しいホームケアについてもアドバイスをもらうことができます。気になる症状を見過ごさないためにも、3~6カ月に1度は歯科医院を受診しましょう。
問い合わせ:生涯歯科保健連絡会事務局健康づくり課
【電話】656・6527
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