普段の心がけで犯罪をガード!(2)

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「私」「家族」「地域」を守る防犯対策
～大切なひと・もの・まちを守るために～

防犯対策は、市民と地域、市などが一体となって取り組むことが大切です。それぞれが取り組める防犯対策をお知らせします。

【「私」「家族」私・家族の取り組み　今すぐできる防犯対策!】

■自転車盗対策
市内での自転車盗被害のうち、無施錠の自転車は7割以上。泥棒の多くは自転車に鍵がかかっていると、盗むのを諦めます。日頃から鍵をかける習慣を身に付けましょう。

▼対策のポイント
▽自転車を買ったら防犯登録を!
万が一盗まれたときに見つかりやすくなります。登録番号を写真などで控えておくことも大切。

▽鍵かけを習慣に!
ツーロック(二重ロック)をするとより安全です。

▼面倒でも必ず施錠を!
自転車は、「ちょっと借りるだけ」といった単純な動機から狙われやすく、「短時間だから」「面倒だから」と鍵をかけずにいると盗まれやすくなります。自転車に装備されている鍵をかけるだけでも被害は防止できます。防犯性を高めるため、二重ロックをすることや、ヘルメットやサドル、電動自転車のバッテリーにも鍵をかけることをおすすめします。
岩手県自転車・二輪車商業協同組合盛岡支部長
有坂輪業
有坂　純一(じゅんいち)さん

■車上ねらい対策
市内の車上ねらいの件数は減っているものの、9割以上が無施錠被害。短時間でも車を離れるときは、貴重品は必ず身に着け、鍵をかけましょう。

▼対策のポイント
▽貴重品を置かない!

▽必ず鍵をかける!
全てのドアやトランクに鍵をかけ、完全に窓を閉める。開いた窓は犯罪を誘発し、犯罪リスクが高まる恐れも。
[!]スマートキーの電波を特殊な機器でキャッチし、エンジンをかける自動車盗の手口も全国的に増えています。スマートキーを玄関付近に置かないことや、電波が遮断できるケースに入れることなどで対策できます。

▼車は金庫ではありません!
車上ねらいの犯人は、車内に貴重品があることに着目して犯行に及ぶことが多いです。「短時間で戻るから」と見える場所に貴重品を置いたまま車を離れず、車に鍵をかけた上で、必ず貴重品は身に着けて出かけましょう。また、車上ねらいのほか、自動車盗の被害を防ぐためにも、エンジンをかけたままの状態で車を離れないようにしましょう。
岩手県盛岡東警察署　生活安全課
楢館(ならだて)　ひかりさん

■侵入窃盗対策
▼わが家の安心・安全をチェック!
住宅に侵入された被害のうち、無施錠の玄関や窓から容易に入られたケースが多いことが分かっています。窃盗犯は侵入に5分かかると約7割は諦めるといわれています。あなたの家は「侵入しにくい家」になっているか、今一度確認しましょう。

チェックが多いほど侵入しにくい!

▽共通項目
玄関・ドア：
・ワンドア・ツーロックになっている…1つのドアに鍵が2つ以上あると、侵入に時間がかかるため狙われにくい
・ガードプレートが付いている…ドアとドア枠に隙間があると、ドア錠を破壊されやすい
・録画機能付きインターホンが付いている

窓：
・鍵(クレセント錠)にロックが付いている
・サッシ枠に補助錠が付いている
・防犯フィルム・防犯ガラスを使用している

ベランダ：
・手すりは柵状など周囲から見通しがいいものになっている
・雨どいからベランダに上がれない

▽一戸建て住宅
・玄関や勝手口などは道路から見通しがいい場所にある

庭：
・二階に上がる足場となるものを置いていない
・センサーライトが付いている
・防犯砂利を敷いている
・植栽を見通しがいいように剪定(せんてい)している
・ポストや植木鉢などに合鍵を置いていない

▽集合住宅
・面格子はネジの緩みなどがなく、しっかりと取り付けられている…集合住宅は共用廊下に面した窓も狙われやすい
・共用玄関や廊下の見通しが良く、死角となる場所がない

▼油断は大敵、家の防犯対策を見直そう!
窃盗犯は綿密に下見をし、侵入しやすい時間や場所を把握して犯行に及びます。玄関の鍵をかけても、「換気のため」「道路から見えないから」と窓を開けたまま外出すると容易に侵入されてしまいます。短時間でも全ての鍵をかけ、玄関・窓・庭など家全体で防犯対策をすることが大切です。
既存のドアや窓への補助錠の取り付けや、より防犯性の高い鍵への交換もできますので、気軽に相談してください。
岩手県地域安全アドバイザー
(有)カギハシ代表取締役
室岡　直樹(なおき)さん

問合せ：くらしの安全課
【電話】603-8008