内舘市政がスタート より優しく、より強い盛岡へ

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■就任のごあいさつ
盛岡市長　内舘　茂
先の市長選挙におきまして、市民の皆さまのご信任をいただき、新たに市政を担うこととなりました。これまで盛岡を創っていただきました先輩方に心からの敬意を感じています。改めて「より優しく、より強い盛岡」を目指し、誰一人として取り残すことなく、全ての人に優しいまちを創りたいという決意を胸に職務にあたってまいります。
市政の運営にあたっては、28万4000人の市民の知恵を結集し、市民と行政とが一体となって各施策に取り組むよう進めてまいります。皆さまとの約束の実行はもちろんのこと、「何が必要で何に困っているのか?」について、じっくり耳を傾け、暮らしやすいまちづくりを進めるため先頭に立って汗を流してまいります。
まず、先輩世代が生き生きと活躍できる環境づくりに取り組み、子育ての負担感を低減するとともに、子どもたちの学びを支援し、「より優しく」誰一人取り残さない盛岡を創ります。
また、「より強い盛岡」を創っていくためには、地元経済が元気でなければなりません。地元商店・地元企業を徹底的に支援し、雇用の場を創出するとともに、盛岡の魅力を国内外にアピールするほか、民間が力を発揮できる環境整備、持続可能なまちづくりを推進します。
盛岡の長期的なビジョンを示す新しい総合計画の策定にあたっては、急激に変化する社会情勢を分析し、市民との話し合いを重ね、いただいた意見を反映させるなど各界の英知を結集し、盛岡の未来を描きたいと考えております。
市政には変化が望まれています。新しい盛岡を創るために、私自身の経験、経営感覚をもって機会あるごとに市民の皆さまの意見を聞いてまいりましたが、さらに耳を傾けながら職員と一緒にこれからの4年間、全力を尽くしてまいります。
市民の皆さまのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

▽Profile
内舘　茂(うちだて・しげる)
昭和41年、盛岡市生まれ。盛岡第一高、学習院大経済学部経営学科卒。(株)マルノ代表取締役社長、(株)理創生活代表取締役などを務め、令和5年9月に盛岡市長就任。趣味は映画鑑賞と家族旅行。座右の銘は「動機善なりや私心なかりしか」。

■市民の期待を背負い　内舘市長初登庁
任期満了に伴う盛岡市長選挙が8月13日に行われ、無所属新人で会社役員の内舘茂さんが新市長に選ばれました。
内舘市長は、明治22年に市制が始まって以来17人目で第20代の市長にあたります。任期は令和5年9月2日から令和9年9月1日までの4年間です。
9月4日に初登庁した内舘市長は記者会見で、「全ての市民の幸せを実現するために、皆さんの声に耳を傾けていきたい。その中にこれから市がやるべきことが見えてくる。市長は市のリーダーであるとともに一人の市民。盛岡に住み続けてよかったと思っていただけるようなまちづくりを、皆さんと力を合わせて進めていきたい」と市政に臨む決意を語りました。

▽歴代市長と在任期間